いよいよ今日から、立教大vs明治大、そして法政大vs東京大のカードが始まる。
■まずは下表をご覧いただきたい(東京六大学野球連盟HPより)。
立教大は、このカードで勝ち点さえ挙げれば優勝が決まる。優勝圏内にいる立明早慶の中では、最も優勝に近い位置にいるのが、この立教。カギを握るのは、エース・澤田圭祐(2年、大阪桐蔭)。もし澤田圭が好投して、今日の初戦に勝ち星を奪えば、15年ぶりの優勝をグイッと手繰り寄せることができる。
一方、立教を追う「試合巧者」の明治も2連勝して逆転優勝を狙いたい。そのためには、なんとしても澤田圭を打ち砕く必要がある。明治にとって幸運なことに、今季の澤田圭は本調子ではない模様。小技で揺さぶりをかけて高山俊(3年、日大三)につなぎ快打を期待したい。さらに、このほどオリックスから1位指名を受けた山崎福也(4年、日大三)は、いま最も乗っているはずだから、好投できる素地は十分にある。
■そして、もう一つのカードが法政大vs東京大。
ボクの調査に間違いなければ、両校が最終カードで、ガチで最下位決定戦を争うのは史上初。
法政関係者にとっては、見たことも、聞いたことも、想像すらしたことのない「みぞうゆう」(by麻生さん)の事態。ドラフトで高い評価(横浜2位指名)を得た石田健大(4年、広島工)は、その勢いで東大を蹴散らすことができるか。
しかし法政は、東大を侮るわけにはいかない。今季の組み合わせが決まった時点から、東大は最終カードの法政戦に照準を合わせてきた臭いがプンプンする。法政を餌食にして連敗記録を止める可能性も少なからずある。
とまれ、あと10時間後、戦いのゴングが鳴る!
<優勝の行方)
優勝の行方 |
第7週:明立戦 | | |
立大が勝ち点 | → 立大優勝 | |
明大が2勝0敗で勝ち点 | → 明大優勝 | |
明大が2勝1敗で勝ち点 | → 第8週:早慶戦 | |
早慶どちらかが2勝0敗で勝ち点 | → 早慶の勝ち点をとったほうが優勝 |
1勝1敗になればその時点で | → 明大優勝 |
(写真)立教のキーマン・澤田圭祐。
(写真)気分上々かな? 明治の山崎福也。