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食の歳時記 8月31日 太刀魚 たちうお タチウオ 奈良の 旅籠の飯に 太刀魚 塩辛き 瀧春一太刀魚 一本 魚肆(ギョシ)の 俎上にのうのうと 榑沼けい一太刀魚の 出刃包丁に はてにけり 正岡子規太刀魚の 銀はくもれど 悪友なり 飯島晴子
2007年08月31日
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花の歳時記 8月31日 瓢箪 ひょうたん ヒョウタン 形よき 瓢(フクベ)もとめて 仰ぎ寄る 軽部烏頭子大瓢 小瓢 名前欲しさうに 山田弘子ひょうたん 花言葉 広い 大きい ふくらむ(西洋)
食の歳時記 8月30日 桃 もも モモ 桃 俳句・川柳中年や 遠く みのれる夜の 桃 西東三鬼身の どこか脆きものあり 桃 食めば 小笠原照美夏いよいよ 水蜜桃の まろき紅 徳永痴郎
2007年08月30日
花の歳時記 8月30日 松虫草 まつむしそう マツムシソウ 松虫草 俳句・川柳紫の泡を 野に立て 松虫草 長谷川かな女高原の 松虫草に 妻を置き 前田正治まつむしそう 花言葉 不幸な恋 私はすべてを失いました(西洋)
2007年08月29日
食の歳時記 8月29日 鰺 あじ アジ 鰺 叩く 男女の縁 うすく生き 岡本眸妻がまた 猫を叱りて 鰺を焼く 小泉洋一鯵 俳句・川柳活鯵や 江戸 潮近き 昼の月 一茶小鯵 焼く妻や 厨の 片襷 巌谷小波鯵は 開きか たたきが 一番 小鯵 から揚げも またよしシマアジは ぜんぜん別だが 刺身かな
食の歳時記 8月28日 裂膾 さきなます 指で裂く 鰯 今まで生きてゐし 加田由美居酒屋の 木椅子に凭れ 裂膾 佐藤定峯鰯を手で裂いて作る。鰯は刺身、なます、塩焼、・・・・いろいろ美味い。氷頭なますは塩鮭の頭で作る。これもいい。
2007年08月28日
花の歳時記 8月28日 弁慶草 べんけいそう ベンケイソウ 歌棄(スツ)や 星のごと咲く 弁慶草 角川源義 根無草 流されつつも 花揚げて 大場美夜子 べんけいそう 花言葉 平安(西洋)
食の歳時記 8月27日 棗の実 なつめのみ ナツメ 仮住みや 棗に いつも風吹いて 細見綾子 天空の 一枝引き寄せ 棗もぐ 篠原一秋
2007年08月27日
花の歳時記 8月27日 下野草 しもつけそう シモツケソウ むれ咲いて 下野草は 雨を恋ふ 船迫たか下野草 挿頭(カザ)して 少女羞(ハジ)らへり 富山広志下野草に ミニスカートの脚 吹かれ 青柳志解樹 しもつけそう 花言葉 無益(西洋)
2007年08月26日
食の歳時記 8月26日 パパイヤパパイヤを 食ひ たらねども 離台の期 永田青嵐緑蔭の椅子に パパイヤ したたらせ 村上田鶴子
花の歳時記 8月26日 無花果 いちじく イチジク 無花果を さぐれば堅し 採らで置く 嶌田五空無花果にゐて 蛇の舌 みえがたし 飯田蛇笏いちじく 花言葉 証明 多産 謙遜 よいもてなし(西洋)
食の歳時記 8月25日 新豆腐 しん とうふ 僧堂の 飯の白さよ 新豆腐 水原秋桜子新豆腐 若狭は 水を誇りけり 森田峠
2007年08月25日
花の歳時記 8月25日 葛 くず クズ 葛原の 風の中にて 猫白し 横山白虹 道元の 母を思へば 葛の花 倉橋羊村 葛 俳句・川柳葛芋はまったく別種
花の歳時記 8月24日 屁糞蔓 へくそかずら ヘクソカズラ 灸花 表札に へくそかづらの 来て咲ける 飴山 實灸花 無数に咲けば 疎まるる 檜 紀代かわいらしい花なんだが、臭いの所為で・・・・へくそかずら 花言葉 中
2007年08月24日
食の歳時記 8月23日 シャーベット 氷菓 融けて この時 我ら男女なり 加藤楸邨足長の 銀の小皿に シャーベット 小林友子
2007年08月23日
花の歳時記 8月23日 弟切草 おとぎりそう オトギリソウ 弟切草 咲くばかりなり 関の址 桜木俊晃弟切草 歩けば思ひ やさしかり 宮坂静生
食の歳時記 8月22日 梅酒 うめしゅわが死後へ わが飲む 梅酒 遺したし 石田波郷梅酒 飲んで 娘の婿を憎みけり 石原八束嫁った娘の分まで 漬けておく 梅酒 三木ふみ子壺までは 盗らず 梅酒が消えていた 福本白歩
2007年08月22日
花の歳時記 8月22日 男郎花 おとこえし オトコエシ 夕里に 人待ちわびぬ をとこへし 鈴木規之やさしさは をとこのずるさ をとこへし 中井はつみ女郎花 少し離れて 男郎花 立子
食の歳時記 8月21日 蜂の子 はちのこ山を恋ひ 蜂の子飯を 恋ひわたる 宮野小提灯眼がのぞく 秋の 蜂の子 売られけり 加藤知世子イナゴと同じで好き嫌いがあるだろう。だが、エビならなぜいいのか?同じ節足動物なのに・・・ゴキブリは駄目だが、フナムシならいいと言う人もいる。そっくりなのに・・・
2007年08月21日
花の歳時記 8月21日 ダリア 千万年後の 恋人へ ダリヤ剪る 三橋鷹女本 どれも読みかけ ポンポンダリア咲き 古賀くにおダリア 花言葉 エレガンス 威厳(西洋)
花の歳時記 8月20日 桃 もも モモ 白桃を洗ふ 誕生の 子のごとく 大野林火桃の木や 童子童女が 鈴生りに 中村苑子白桃や ためらはず刃を 触れしめよ 小林康治もものみ 花言葉 不死 長寿 結婚相手を求めています(中国) 妨害は私の情熱を燃え立たせます(西洋)
2007年08月20日
食の歳時記 8月20日 かちわり 氷菓 俳句・川柳 かちわりや スコアブックの端 濡らし 山崎ひさを かちわりを 含みし頬の 角ばりぬ 加藤耕子 かちわりに 折角という 手がのびる 水川浮沈子 かちわりも いつか昔の 言葉なり 大山竹二 かちわりが 真ぐ汗になる 甲子園 郡 清二
花の歳時記 8月19日 西瓜 すいか スイカ 西瓜抱き 産まざる乳房 潰すなよ 鷹羽狩行帰省子に 父深井戸の 西瓜揚ぐ 有働 亨
2007年08月19日
食の歳時記 8月19日 オクラ口楽し オクラの種を 噛むことも 中村文平薄刃もて 刻む オクラの糸を引く 松下裕子オクラもケナフも同じ仲間だったな。黄色い花の天婦羅もいける。
花の歳時記 8月18日 撫子 なでしこ ナデシコ 露の世や 露の なでしこ 小なでしこ 小林一茶なでしこや 米に換はりし 母の帯 青木美佐子撫子や 堤ともなく 草の原 高浜虚子なでしこ 花言葉 桃花:純粋な愛情 赤花:万能 白花:無邪気(西洋)
2007年08月18日
食の歳時記 8月18日 水羊羹 みずようかんかげ口は 寂しきものや 水羊羹 長谷川春草青年は 膝を崩さず 水羊羹 川崎展宏
酷暑日や 金なき衆生で はやる図書館札幌にいたとき、暑さのほうは知れているが、寒いほうが大変だ。教官は仕事をしなくても石炭手当てが出ていたが、院生はそうではない。院生に嫌がらせだけして、院生手当てを貰う不届きな教官もいた。アメリカでは27~8歳でドクターをとる人が多いようだが、ドイツでは30歳を過ぎる。28歳のアメリカ人ポスドクと、32歳のドイツ人学生とで、どちらが実力があるか?難しい問題だ。相談されたことがあるが・・・
2007年08月17日
食の歳時記 8月17日 枝豆 えだまめ エダマメ枝豆を 食ひ 静かなる 特ダネ記者 広瀬一朗人事異動の噂 枝豆 こぼしたり 田村すすむ
花の歳時記 8月17日 桔梗 ききょう キキョウきちこうや 白に後れし 濃むらさき 林原耒井桔梗に あいまいな色 なかりけり 中嶋秀子桔梗の 白の切り込み くるひなき 永井東門居あの紫がいい 桔梗ききょう 花言葉 優しい愛情 あなたへの愛は不変です(西洋)
花の歳時記 8月16日 現の証拠 げんのしょうこ ゲンノショウコ 猫の子に ゲンノショウコの 花開く 青柳志解樹陶器屋に げんのしょうこの 逆さ吊り 谷中隆子
2007年08月16日
食の歳時記 8月16日 はったい 麦焦がし むぎこがしはったいに むせては 齢重ねしか 有働亨はったいの 膝をたたいて 話つぎ 斉藤素彦香ばしさがいいね。
食の歳時記 8月15日 蓮の飯 はすのめし ハスのめし蓮の葉に 盛れば淋しき 御飯かな 小林一茶蓮飯に この邂逅を よしとしぬ 下村梅子盂蘭盆、生盆。蓮の葉にもち米をつつみ、刺鯖を添えたものを蓮の飯という。
2007年08月15日
花の歳時記 8月15日 赤のまま あかのまま 犬蓼 いぬたで 勝ち誇る子を みな逃げぬ 赤のまま 中村草田男赤のまま あお児の兄を 知ってゐる 岡田史乃あかのまま 花言葉 ままごと 童心(日本)
食の歳時記 8月14日 ソーダ水 ソーダすい娘等の うかうか あそび ソーダ水 星野立子ソーダ水 話のこりの あるやうな 下田実花
2007年08月14日
花の歳時記 8月14日 夜顔 よるがお ヨルガオ 月更けて 夜会草 風にいたみけり 高田蝶衣夜顔に 夜のふかみゆく 軒端かな 勝又一透よるがお 花言葉 広い 大きい ふくらむ(西洋)
花の歳時記 8月13日 仏桑花 ぶっそうげ ブッソウゲ ハイビスカス よく駈ける ヒヨコ愛らし 仏桑花 長谷川零余子ハイビスカス さがして旅の 気安さに 金山久子激しくて 一日紅の 仏桑花 文挟夫佐恵口笛は 幼くかなし 仏桑花 塚原麦生ぶっそうげ 花言葉 デリケートな美しさ(西洋)
2007年08月13日
食の歳時記 8月13日 つまみ菜 つまみな間引菜や 誰にもありし 運不運 栗原英甫つまみ菜の さみどり 籠にあふれしむ 北尾久実間引菜:小菜、抜菜、つまみ菜(蕪、大根、小松菜などの)
食の歳時記 8月11日 サイダーサイダーを 一息に飲む 水平線 今瀬剛一サイダー売 一日海に 背をむけて 波止影夫
2007年08月11日
食の歳時記 8月10日 夏料理 なつりょうり裏山の 草の葉を添へ 夏料理 森田公司氷片に 灯の映りゐる 夏料理 綿谷吉男8月10日 焼き鳥の日 やきとり
2007年08月10日
花の歳時記 8月9日 大文字草 だいもんじそう ダイモンジソウ 大文字草と 写経の 百千字 百合山羽公大文字草 雨重ければ うつむきて 田中憲二郎だいもんじそう 花言葉 切実な愛情(西洋)
2007年08月09日
食の歳時記 8月8日 かき氷 かきごおり 氷菓 俳句・川柳父祖 哀し 氷菓に染みし 舌出せば 永田耕衣先客は みな顔馴染み かき氷 関口繁子かき氷 熱気でとける甲子園 村西美乃留遠慮する みぞれの山が くずれかけ 那須古燈
2007年08月08日
花の歳時記 8月8日 釣船草 つりふねそう ツリフネソウ つり舟草 揺れてやすらぐ 峠かな 久保田月鈴子吊舟草 虻乗り込んで しまひけり 岩鼻十三女つりふねそう 花言葉 安楽(西洋)
食の歳時記 8月7日 甘酒 あまざけ 甘酒 俳句・川柳甘酒 啜る 一時代をば過去となし 原子公平 甘酒の 湯気のからまり 長寿眉 檜紀代
2007年08月07日
花の歳時記 8月7日 仙人掌 さぼてん サボテン さぼてんの 名の老いらくの 恋といふ 富安風生サボテンの花 ながめつつ 鱶料理 大島民郎さぼてん 花言葉 全体:偉大 情熱 風刺 花:はかない美(西洋)
食の歳時記 8月6日 冷奴 ひややっこ冷奴 水を 自慢に出されたり 野村喜舟冷奴 われを頼りに 父母妻子 加藤仙太郎
2007年08月06日
花の歳時記 8月6日 姫女苑 ひめじょおん ヒメジョオン 若者立ち 尻形残す ひめじょおん 小室善弘姫女苑 しろじろ暮れて 道とほき 伊東月草たくさん生えているが雑草として扱われる。
花の歳時記 8月5日 時計草 とけいそう トケイソウ 時計草 たそがれ長き ことは知る 後藤比奈夫午後となり 花そり返り 時計草 山本蛍村
2007年08月05日
花の歳時記 8月4日 木槿 むくげ ムクゲ 槿 俳句・川柳白木槿 ごみを出すにも 蝶むすび 片山由美子ふっくらと 巻きて落花の 木槿かな 野村洋子白木槿 まいにち咲いて まいにち淋し 山口青邨
2007年08月04日
食の歳時記 8月3日 アイスクリーム 氷菓 氷菓 アイスクリーム 俳句・川柳蹤いて来る アイスクリーム屋に 困る 後藤比奈夫アイスクリーム 融けて崩れて もう逢へず 太田一器アイスクリーム 痩せたい顔で 二つ食べ 坂本夢想Icecream と I scream. 発音は同じ。 駄々をこねたら殴っても良いと言う漫画があった。1980年頃のアメリカ。
2007年08月03日
花の歳時記 8月3日 芙蓉 ふよう フヨウ祖母恋し うすべに 芙蓉 咲く朝は 岡田日郎ゆめにみし 人の おとろへ 芙蓉咲く 久保田万太郎おもかげの うするる 芙蓉 ひらきけり 安住 敦花びらに ゆるき力の 芙蓉かな 下田実花ふよう 花言葉 栄華 富貴(中国)