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CHINA QUEST*中国にはまったOL⇒女性社長の人生修行

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2007/12/11
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カテゴリ:上海留学時代


徐々に感じたギャップとは…


■環境の違い

彼女はが前にいた中国の大学は留学生自体が少なくて各国仲良く
やっていたそうで、でも復旦はそうではありませんでした。

全部で500人はいたと言われていた留学生、その内日本人は200人は
いたと思いますから、ある程度日本人社会があって私はその中での
付き合いもあったのですが。一方、彼女の方は西洋人自体が少数で
スウェーデン人も2人だけ。

彼女は「ルームメイトだから」と食事から外出から全て私と行動を
共にしようとしましたので少し困惑しました。


■性格の違い

彼女は自分の意見をハッキリ述べるけれど、私は相手に合わせる。
彼女は特定の人と仲良くする、私はマイペースで一人でアチコチ行くタイプ。


■興味の対象の違い

私はオードリー・ヘップバーンが好きで壁に雑誌の切り抜きを貼っていたのですが

彼女「どうして、こんな昔の人を?」
私 「綺麗だし、日本ではまだずっと人気があって…」
彼女「ふ~ん」
私 「あなたは誰が好き?」
彼女「今はニルヴァーナね!大好き!知ってるでしょ?(嬉)」
私 「う、うん…知ってる(汗)」

他にも色々芸能の話をしたのですが、なかなか共通の好みがなかったです(汗)


■足を多用

部屋の中では土足でした。彼女の性格なのか分かりませんが足元にある物は
全て足で移動させる。例えばゴミ箱が邪魔なら足で「ガーッ」と移動。


■言葉によるコミュニケーションギャップ

彼女はよく「応該(~すべき)」という言葉を使いました。

現在 NI 応該睡覚(今、あなたは寝るべきor寝なければならない)
現在 NI 応該出発(今、あなたは出発すべきor出発しないと)

彼女が私の事を思って上記のような言葉をかけてくれているのは
分かったのですが、内心「お母さんみたい(汗)」と、とまどっていました。


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2ヶ月くらい経って環境にも慣れてきました。

彼女との同居は表面上は、うまくいっていました。
それは私が全面的に彼女に合わせていたから…

しかし勉強も忙しくなり、他の日本人とも仲良くなるにつれ
彼女ベッタリは無理だな、と思い始め。

また毎日「NI応該~(あなたは~すべき)」と言われる事も
キツくなってきたので彼女とキチンと話をしようと思いました。


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■「NI応該~」の言い方は、母親に言われているようで嫌だから
やめてほしい。

→彼女は驚いて「そんなつもりではなかった。~した方がいいよ」
と言う意味で使っていた、との事。
「しかし、それは違うよ。その言い方はYou should~に当たるので
とてもキツく感じる。言い方を変えてほしい」と言うと、かなり動揺
して辞書を調べ直していました。


■お互い、他の人間関係も広げよう、折角沢山の人と知り合える環境に
いるのだから。

→彼女は、同意。


■私を辞書代わりに使わず、家庭教師と勉強するなり自分で調べてほしい。

→スウェーデン⇔中国語の辞書がない事は前回で述べましたが、
彼女は分からない漢字があると、すぐ私に聞いていました。

予習復習の量がかなり多かったので、その度に自分の勉強を止めて
私は彼女に教えていたのですが、いつの間にか、それが当たり前になって
いたので困っていたのです。

彼女は、かなり不服そうでしたが同意しました。


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今までニコニコして「はい」と言っていた私が急に沢山自己主張した事で
彼女は、かなり驚いていました。が、私は思っている事を伝えておかないと
却って良くない、と思い、思い切って言ったつもりでしたが…

その後から彼女は何だかスネてしまったようで、以前のように会話もなくなり。
次は、もう一人のスウェーデン人の留学生とベッタリになりました。


ある日、夕食時に部屋に戻ると、部屋は真っ暗。

2本のロウソクの明かりの中にスウェーデン人が二人座っていました。


「…ど、どうしたの!?(驚)」

「ディナーしてるの^^一緒にどう?」

「い…いや、食べてきたから(汗)じゃ、また後で(汗)」


ドアを閉めて。


ロウソクの明かりだけでディナーするのか(汗)
ムード満点だけど、ちょっと怖い…(大汗)


そんな事が数回あって、文化習慣の違いを思い知り。
やはり、この人は外国の人なんだ、と改めて思いました。


また、部屋に二人でいても、もう会話もなく。

雰囲気を良くしようと思っても、何を話題にすれば良いか見当もつかない。
冗談を言おうにも彼女の笑いのツボも分からない。


それは恐らく彼女も同じだったようで、勉強していても
背中越しにビシビシ緊張感が伝わってきて…


これじゃ、勉強どころじゃないや…(疲)


そう思って行政科に一人部屋申請をし、私が部屋を出ました。

私が「部屋移るよ」と言った時に、彼女もホッとした顔をしていました。


恐らく理解し合えていなかった部分が沢山あったはず。
何故、あんなに気まずくなってしまったのかすら、分からなかったですから。

その点が残念で情けなかったです。

でも彼女がスウェーデン人だったから、という一言で片付けたくはない。
性格の違いやコミュニケーション不足があっての結果的に「合わなかった」
という事だと思っています。



ところで。

上記で簡単に「一人部屋申請」をして移った、と書きましたが。
実は、この「一人部屋」を取るのは、ものすごく大変な事だったのです。

競争率が高かった。

同屋(ルームメイト)の問題で悩んでいたのは私だけではなく、
他の留学生も同じ事でしたので。

次回から、その顛末を「部屋取り大作戦」として書きます。
この時に私は生まれて初めての「中国式処世術」を実行します。



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「中国式処世術(交渉術、でもいいかも)」って大袈裟ですが内容を知れば「よく聞く話」です。
しかし、それまで日本でノホホンと育った私にとっては「こんなんしていいの?(汗)」の世界。
一体、何をどうやってしたのか、リアルに描きますので、お楽しみに。


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最終更新日  2007/12/13 01:18:42 AM
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