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カテゴリ:MEAのこと
今朝の夜明け直前5時52分。
![]() マイクロ波子宮内膜アブレーション(MEA)の手術を受けようと思ったいきさつについて,お話しします。 妊娠で大きく膨らんだ子宮は,普通の出産(経膣分娩)であれば,自然に元の小ささに戻ります。 通常の子宮の大きさは女性の握りこぶし大で,体の横から見ればおなか側に倒れています。 出産前の私もそうでした。 私は16年前と8年前に帝王切開で出産しました。 16年前は,陣痛開始後の原因不明の胎児仮死状態による緊急のため, 8年前の出産は,胎児が4300gもあり,子宮破裂を回避するためのものでした。 2度の帝王切開により,子宮に手術痕が残った(風船にセロテープを貼ったイメージ)のと, あまりに大きくなりすぎた子宮が元通りの大きさまで収縮できなかったため, 私の子宮は普通の女性の約1.5倍の大きさで,その重さのために体の後ろ側に倒れてしまいました。 生理はそもそも妊娠準備のために貯まった子宮内膜がはがれおちるものです。 子宮が大きいということは,比例して子宮内膜の表面積が大きくなるため, 生理時に大量に排出されてしまいます。これが「過多月経」です。 人間ドックのたびに,貧血で要精密検査になってしまい,鉄剤を服用しましたが全く改善せず, 医者と原因を探っていましたが,どうも「過多月経」にあることがわかりました。 仕事をしていたときは,毎月の生理がこわくて,窓口勤務や現場回りで山奥に行ったりすると本当に大変でした。 いま通っている山王レディースクリニック(以後山王LC)の先生は,2度目の帝王切開時の担当医です。 過多月経の治療として,子宮の全摘出手術を勧められましたが,それは最終手段だし, 術後の体の負担があまりに大きく感じられて嫌でした。 ネットでほかに治療法はないかと懸命に探したところ, マイクロ波子宮内膜アブレーション(MEA)に行き着いたわけです。 その詳細はこちらで。 東北でMEAをやっている病院が見つからず,このサイトの病院に行こうかと思っていた矢先, 山王LCでもこの治療を始めたとわかり,すぐ手術を希望して7月中旬に相談しました。 7月下旬に中通病院で子宮のMRIを撮り,その3日後に山王LCで結果を聞いてきました。 大きな子宮は見事に90度に後屈しており,子宮内には大き目の子宮筋腫も複数ありました。 MEAは実施可能ということで,手術日決定まで,まずは過多月経を止めるべく,ホルモン注射での治療をしました。 保険適用でなんと1万円!子宮近くのお腹に直接注射をします。痛いよと言われましたがそれほどでもなく。 4週間後にもう一度注射しに行くことに。 「来月の生理では出血しないかもしれないよ」と看護婦さんに言われて,そんなに強いのか!と二度びっくり。 注射後は軽い吐き気感がありましたが,我慢できる範囲内でした。 子宮がんの検査結果で,がんがなければ,9月中旬にMEAを受けることとし,日程調整。 気になる費用は全額自己負担で16万5千円とのこと。相場では破格の安価かも。 遠くの病院だと入院費用のほか,旅費もかかるし,市内日帰りでこの手術ができるならこんな楽なことはないので。 そんな気楽な思いを吹き飛ばした,手術当日のことは,またあとでお話しします。 今日はここまで。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.10.24 17:06:00
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