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本山さんとスロープで別れ、航路の入ったGPSを頼りに再び上流方面に向かう。時計もお昼をまわり気が付けばすっかり夏日和となってしまっている。
午前中釣りをした感じ、S.Bは思ったほど活性がいいわけでもなく実際釣れるスポットも条件があるみたいで、どこでも釣れるといった感じではない。 そんなことで午後はそんな条件をオレなりに探しながら釣りを進めてみることにした。 まずは、中流域の岩盤帯のオーバーハング下に出来たシェードを虫パターンでチェックすることからはじめてみることにした。 岩盤帯の水深はバンクから1mも離れれば20m位まで落ち込んでいて狙いはそこにサスペンドしているであろうS.Bで水面まで上げてシェードの中で喰わすといった作戦だ。 流し始めた岩盤帯は途中途中に岩の崩れや小さなインレット、そして水中の立ち木などがあり、どこで反応があってもおかしくない雰囲気なのだが、たまに極小サイズのS.Bに突かれるだけで思う様な展開にならない。 延々に続く岩盤帯のオーバーハングをバカ流し続けてみるが頭の中の?マークだけが大きくなって行く。 そんな岩盤帯の終わりを告げるような赤土バンクの岬にボートが差し掛かったと同時に久々にいいバイトが入った。 その後、この赤土岬でMCジグまでローテーションさせてキャッチのペースを上げていった。 オレが思っているほど魚はそんなにシェードを意識しているわけでは無さそうで水深も1?2mと浅く、サマーパターンを意識したいかにもといった感じのスポットにS.Bが好んで入っていないことが解ってきた。 狙いを大小問わずメインレイクに面した岬に切り替えて各スポットをチェックしてみるとハードボトムの岬よりも赤土の岬でその上に大きい石が点在しているほど反応がいいことを理解してきた。 しかも点在する大きい石は角のない丸い形ほどいいサイズが付いていることも・・・・。 理由は解らないけれどオレなりに勝手に理解しながら更に釣り続けていると、風が無風になってしまいあんなにあったバイトも段々と無くなってきてしまった。 しばらく移動を繰り返したその途中、本日ノーチェックのワンドの奥を気にしてみると傾きだした陽が手伝って大きな日陰が出来ていることに気付く。 あれほど、オーバーハングのシェードでカラをくらったけれど、ワンドの奥は今日の魚のレンジである1?2m位だし、流れ込みも絡んでいそうなのでチェックしてみることにした。 静かにワンドの奥へ進んでみると奥の流れ込み付近にウイードのパッチがあるのがサングラスを通して確認できた。 ウイード際に虫系ルアー(ムシむら君)をキャストして少し揺らせてポーズするとまぁまぁのサイズのS.Bが浮いてきてバイトするタイミングを伺っている様子である。 そのままポーズを続けていると沈んでいってしまったのでワンアクション加えるとロケットの様なスピードでバイトしてきた。 しかし、この魚の習性はいつも理解出来ないことが多い。 突然活性が上がったり、沈黙したり、ディープへ落ちたと思うと何らかのキッカケでレンジを浅くしたりと・・・。 特にベイトの動きには敏感で今回のような水深のあるいいシェードだろうがベイトが入っていないとさっぱりということが多いのかもしれない。 とりあえず、ワンドの奥に高活性の魚がいるようなので各ワンドを虫系ルアーでチェック。 やはり、どこでもいいわけではなくこのパターンにも何か法則がありそうである。 景色も夕まづめになり始めた頃、本山さんから連絡が入りワンドのラン&ガンをしていたオレはスロープへ本山さんを迎えにいった。 スロープには早くも本山さんは到着していて片手に何か持って待っている。 ボートに乗り込んだ本山さんが差し出したものは何と・・・・・・。 午前中にリリース出来なかったヤマメを塩焼きにして持ってきてくれたのだ。 川魚を食べるのはちょっと苦手なオレだったけど、 “背中からガブリといってみな” との声でバイトしてみると“旨い”。 その後、頭から尻尾まで全部いっきに食べてしまいました。 きっとその姿は夏季学校やアウトドアスクールの河原でニジマスを食べる少年の様だったに違いないだろう。 “本山さん、オカワリ釣りに行きましょうよ” と冗談でいうと苦笑いをしていました。 まあ、これは偶然が偶然を呼んだ真夏の思い出ということで。 夕まづめは、午前中見かけた上流のインレット付近のフラットでのボイル狙いをやることにした。 短時間であったがスイッシャーやミノーで面白いようにバイトがあり、はじめての秋元湖を終日満喫することが出来た。 明日は、桧原湖である。 狙いは40upのS.Bと“ムシむら君”のセッティングを出すことである。 つづく・・・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.08.25 01:35:44
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