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Nishi-Y

Nishi-Y

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2007.11.13
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カテゴリ:カテゴリ未分類
明日への5kgパターンを組み上げる為に仕切り直しで下流域からチェック開始直後にジョージがキャッチしたナイスフィッシュもやはり一等地からの1尾となった。


下流エリアの中でも唯一、沖までシャローフラットが広がっていて川の流れを変える地形であったし、当然ベイトをストックさせる要因もあったし、B.Bのフィーディングエリアとしての条件も整っていたのだった。


しかし、この一等地からたった1尾のバイトを得ることしか出来ないのであった。


釣りをしている感じ、ベイトの気配が全く感じさせられず、この様なB.Bのフィーディングエリアとなる場所でB.Bとベイトがリンクしていない為に1等地からの単発という答えしか出てこないのである。


これは午前中を釣っていた時にも同様でこの現象を言葉にするのならば“タフ”という2文字で表現するのが正しいのであろうか?・・・・・。



時間もお昼に近づくにつれて下流サイドからの風が強まり始めて気温を思ったより上がらないままなのでここで支流のカバーを釣ることにしてみる。


朝方に支流の河口から200m位のストレッチをすでに釣り上がってみていたところ、レイダウンの先端を中心にスピナーベイトやシャロークランクでチェックしてみたところ、ノーバイトだったのだが、B.Bが居ないと判断したわけではなく、オレ的にはフィーディングが行われていないと判断してここのチェックを止めたわけで、このエリアのレイダウンやカバーの入り方を見る限り、後で時間をかけてチェックしてみたいと思えるほどのこれまたここも1等地エリアだったわけである。


風などの要素によりベイトが入り始めたりといった状況の変化もあるので、やはりスピナーベイトからチェックを入れてみるがバイトは無く、フィーディングのタイミングを図っているであろうカバーに入ったB.Bをコンポジットスカートのテキサスリグのフリップとカバー際をスイミングでアプローチさせる為にMCジグのローテーションでスローダウンしてみる。

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やはり、ここぞというカバーからはしっかりと答えが返ってくる。


釣れてくる1kg前後の個体のコンディションもよく、水深も50?80cmと浅く横っ走りの力強いファイトが印象的であった。


この先しばらくに続くであろうカバーの入ったストレッチを釣り上がってみるが、期待とは裏腹にバイトも意外に単発で究極に“ここぞ”と自分が集中出来るようなカバーもそんなに多くない。


更に釣り上がると何と護岸工事の為にその先の侵入禁止を告げる赤いブイが川をふさいでいたのである。



ジョージによるとこの先にもいいエリアがあったらしいが、これによってこの段階ですでに今回のフィールドのほとんどを回ってしまったのであった。



ここからオレはペースを徐々に狂わせ始めていたのであった。


しっかりやり込めば、釣りをする場所などいくらでもあるのだけれど、自分にとって初めてのフィールドとして向かい合った今までの時間の中で気になる“明日への5kg”の為のエリアのチェックはすでに完結してしまっていたのであった。


それは、まず一等地でさえ1尾しか出てこないこと、しかも単発でサスペンドしている個体ほどサイズがいい。


そこでスローダウンの釣りをしてみても結果が出てこないこと。


そして、ときおり突風に変わって吹き抜ける乾いた冷たい風がまたペースを狂わせるのである。


ここでジョージと話し合いをして、今度は今までの状況を踏まえてジョージの気になるエリアを自分なりに釣ってみてもらうことにしてみた。


G.JPG


ジョージの選択したエリアは、やはりこの日のキーとなっている本流筋で水深のあるテトラ帯でのクリスタルSのスローロールでチェックを開始した。


オレは風が強かったのと食事を取りたかったので後ろでジョージの釣りを見ながら次にするべき作戦を考えていたのであった。


ここぞという場所では、ジャコボールの投入を試していたが、このエリアでは残念ながらバイトを取ることは出来なかったのであった。


さてここでオレの立てた作戦は、午前中にクランクベイトで釣った中流域のアウトベンドを中心に更に釣り込んで搾り出してみようというものであった。


やはり1等地に魚がいたことは事実であったし、“明日への5kg”の為のサスペンド気味の魚に対して試してみたい釣り方があったからである。


先にも触れたが、午前中からの釣り通してみてのこのフィールドの状況を“タフ”という言葉で表現したのだが、今回の“タフ”という言葉の意味はベイトが普段たくさん入っていそうな1等エリアにベイトの姿が無く、フィーディングしていたであろうB.Bがポジションを変えずにそのエリアに残り、その中の僅かな個体がルアーの力によってバイトしてくるといった状況をオレは表したつもりである。


水中の中の自然界の話なので人それぞれ持論はあると思うけど、基本的にオレはB.Bはエサを食べること、子孫を増やすことの為に生きていて、ルアーで釣られるために生きているわけではないと思っている。

そんなB.Bがルアーにバイトしてくるということは、フィーディングという行動が大きな関係を持っていると思うわけであり、やはりその最中は強烈に釣れると思うし、勿論その直前後もよく釣れると考えている。
(フィーディング以外に興味や縄張り意識、侵入者排除などの要素でルアーにバイトすることもあるが・・・・)

こういった状況は関東を代表するいわゆる“タフレイク”であっても存在することを考えると“タフ”という言葉を我々アングラーは釣れない理由としてだけ使ってしまい、何が“タフ”という状況を作り上げたのかという理由を考えずにその日のゲームを諦めがちにしてしまうのである。


よって“タフ”=釣れない=ライトリグの投入といった図式を作り上げてしまい、多くのアングラーがせっかく釣れる可能性がある魚に対し“タフ”という2文字によって極端なライトリグの投入によって違った方向へのルアーローテーションを選択してしまうことが時としてあるのだと思う。

(勿論、ライトリグが有効な時の方が多々あるのだけれども)

そんなことで、今回の状況からの“タフ”という意味は人的プレッシャーなどからではなく、水温の低下によってB.Bとベイトがリンクしていない、そしてターンオーバー気味の為にサスペンドしてニュートラル状態であろう魚に対してしっかりとなんらかの有効なアプローチ出来ていなかったのではと思ったのであった。


“明日への5kg”の為の試してみたい釣り方とは、実は午前中のオレとジョージの間で交わされた何気ない会話の中にあったのだった。

つづく





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Last updated  2007.11.13 14:02:14



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