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2010年10月02日
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ノート少年犯罪の風景
「親子の法廷」で考えたこと

佐木隆三    東京書籍



佐木氏は、数々の刑事裁判を傍聴取材し、ルポ・小説などを書いている。

この本には、永山則雄・宮崎勤・オウム事件の面々・神戸連続小学生殺傷事件の被告少年・
トロイ・デューガー(ルイジアナ州で死刑判決宣告を受けた最年少14歳の少年)
などの裁判をふりかえる。
エッセイ・対談・講演などを集めたものである。

「あとがき」より
わたしの法廷取材を通じて、行きつくところは家庭であり、親子関係だ
・・・略・・・
刑事事件で浮かび上がるのは、その被告人の少年時代で、重要なポイントになってくる。
・・・略・・・
人は誰しもが少年時代をすごしているがそのことを忘れがちで、
「今ごろの子どもたちはわからない」と、距離をおいてしまう・・・


例えば、少年法を厳しくし罰することを重視するべきなのか、
更生させることに重きをおくべきなのか・・・?

マインドコントロール下における犯罪は、罪に問われるのか?

そんなことも、考えつつ、
子どもの時代がどれほど人の一生に大きな影響を与えるのかを、
親として考えさせられた一冊。









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最終更新日  2010年11月08日 12時55分18秒
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