カテゴリ:本
少年犯罪の風景 「親子の法廷」で考えたこと 佐木隆三 東京書籍 佐木氏は、数々の刑事裁判を傍聴取材し、ルポ・小説などを書いている。 この本には、永山則雄・宮崎勤・オウム事件の面々・神戸連続小学生殺傷事件の被告少年・ トロイ・デューガー(ルイジアナ州で死刑判決宣告を受けた最年少14歳の少年) などの裁判をふりかえる。 エッセイ・対談・講演などを集めたものである。 「あとがき」より わたしの法廷取材を通じて、行きつくところは家庭であり、親子関係だ ・・・略・・・ 刑事事件で浮かび上がるのは、その被告人の少年時代で、重要なポイントになってくる。 ・・・略・・・ 人は誰しもが少年時代をすごしているがそのことを忘れがちで、 「今ごろの子どもたちはわからない」と、距離をおいてしまう・・・ 例えば、少年法を厳しくし罰することを重視するべきなのか、 更生させることに重きをおくべきなのか・・・? マインドコントロール下における犯罪は、罪に問われるのか? そんなことも、考えつつ、 子どもの時代がどれほど人の一生に大きな影響を与えるのかを、 親として考えさせられた一冊。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年11月08日 12時55分18秒
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