カテゴリ:本
5年ほど前のメモから。
その日のまえに----------------------------------- 夜久々に四人でご飯食べにいった。 夫が「これは良いみたい」と買ってくれた(支払いは私の財布から(?_?) 本を帰宅後すぐにソファで読み始めた。 いつもより早く眠くなったコジローが執拗に一緒に寝ようと誘う。 「本読みたい」と言うと寝ながら読めと言うからしぶしぶお床入り。 背中でニコニコしてる奴を後目に読み続けたらやめられない。 夫と将棋を指していたコタローが 「初めて平手で勝った」とはしゃぎながら寝室に来ても上の空で 「記念すべき日だね」と答えつつ読み続け、 TVを見終えてきた夫を無視し読み続け、 あふれる涙と鼻水を音高くかみながら最後までとうとう読んでしまった。 やおら起きあがり風呂で息子達の上履きを洗い、 顔に化粧水をはたきながらも、泣き続けていた。 こういう泣き方は生まれて初めて。 悲しいのでも感動でもない、なぜかわからないのに顔がゆがみ、 涙があまり出ないのに目の周りがむくれるほどの泣きはらし顔。 それを鏡で見て自分の幸せをかみしめて、また顔をゆがめて。 なんだろー。すごい本だった。 この本をくれた夫を好きになった私はすごいと思った。 いつもは粗ばかり目に付くのに。 この家族でここに生きてて、私、良かった。昨夜はそんな夜。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年11月03日 14時13分49秒
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