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カテゴリ:本。
日傘のお兄さんの豊島さんの御本です。 中編くらいのが1つと短編が2つの3つのお話。 この人の本は、生々しいようでさらりとしている様な気がします。 中編くらいの「ハニィ、空が灼けているよ」は現代の日本で 戦争が始まったという設定ですが、人ごとのようにテレビでしか感じられない 戦争が確実に忍び寄ってくる様とか ニートの若者が戦争に狩り出されるようになったりとか 登場人物のやりとりとか展開よりもそっちの方が気になりまくりでした。 短編の「青空チェリー」は予備校の屋上でとなりのホテルをのぞく女の子と そこで知り合った男の子の話。 さすがR-18文学賞でうん、ちょっとここではいえない(笑)。 もうひとつの短編は中学の頃の女の子との記憶をいつまでも大切にしている 男の人の話。 こいつがすきになれませんでした。 あんまり深く考えることもなく、読後がさらりとしていて 私は結構この人の小説好きです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.03.12 16:57:07
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