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カテゴリ:本。
童話の中で何が好きか、と言われるとたくさんありますが
童話の中でどれが泣けるかと言われるとコレが私の中でダントツだったりします。 「ないたあかおに」 なぜか、子どもの時より大きくなった今読んだ方が泣けます。 青鬼がとてつもなくイイ奴で泣けるんです。 大まかなあらすじですが、 恐ろしい見目のため人から怖がられてる赤鬼は人と仲良くしたくて仕方ない。 そんな自分の気持ちを青鬼に相談すると、自分が人を襲うフリをするから自分をやっつけて怖くない鬼だということをアピールしろと言う。 青鬼をやっつけることに抵抗がある赤鬼は断るが青鬼の押しに負け実行する。 策は成功して赤鬼は人と仲良くなった。人との関わりの中なかなか報告に行けなかったがしばらくたってようやく青鬼に御礼を言いに行った赤鬼は青鬼が不在の家で自分に宛てた手紙を見つける。 そこには自分が赤鬼と仲良くしていたら人は騙していたのかと怒るだろう。 君と人との仲を自分が近くにいては壊してしまうので自分はしばらく旅にでるというもの。 その手紙を読んで赤鬼はほろほろと泣くのだった、という話。 何が泣けるかって、赤鬼に宛てた手紙とかから、青鬼は赤鬼の前から去ることを最初から考えてたんじゃないかなとか思うわけで、そんなことを微塵も感じさせないで一芝居うって赤鬼と人を仲良くさせようと提案する青鬼に泣けるわけですよ。 この青鬼は赤鬼のことが好きで、そのくせ赤鬼のために離れることを躊躇わず選んでしまうあたりが愛しくて仕方ないんです。 泣ける童話でダントツです。 うっかり本屋の絵本コーナーで泣くとこだったよ。 (どれだけ感情移入してんだ) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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