かっきの独り言

ちょっとした野球ネタで。

ポジション別で人気があるとするならば、やはり投手（ピッチャー）が一番だろうと
思う。
んでも、実際、やってみて面白いのは、おいらは捕手（キャッチャー）が一番と思う。

そこで、キャッチャーの強肩捕手の目安として、「盗塁阻止率」ちゅーのがある。

これ、正確に言えば、肩の強さの目安となる記録。
実際のところ、調べてみると、1970年版からで、比較的歴史が新しい記録だった。
（※"オフィシャル・ベースボール・ガイド"では）

では、どのような計算に基づいてるのかといえば、盗塁刺を盗塁企図数で割ったもの。
（※企図数とは相手が走った数だが、重盗の場合は1として計算。）
阻止率.333とは走った3人のうち、1人をアウトにしたことを意味する。
ん？低い！と思う人もいるかも知れないけど、打率と置き変えれば、数値の意味合い
が解ってくる人もいると思う。

但し、最近の盗塁阻止率は4割越えれば強肩捕手と言われているそーだ。

年別で見れば、近年（っと言うか、盗塁阻止率での正式記録から）での5割越えでは、、、

有田　修三［近鉄］
1976年　124試合　97企図数　45許盗塁　52盗塁刺　阻止率.536

大矢　明彦［ヤクルト］
1970年　 88試合　88企図数　38許盗塁　50盗塁刺　阻止率.568
1972年　119試合　80企図数　36許盗塁　44盗塁刺　阻止率.550
1974年　130試合　87企図数　39許盗塁　48盗塁刺　阻止率.552
1976年　121試合　82企図数　41許盗塁　41盗塁刺　阻止率.500

城島　健司［ダイエー］
2002年　100試合　63企図数　31許盗塁　32盗塁刺　阻止率.508

谷繁　元信［横浜］
2001年　137試合　81企図数　37許盗塁　44盗塁刺　阻止率.543

田淵　幸一［阪神］
1969年　 82試合　58企図数　27許盗塁　31盗塁刺　阻止率.534
1979年　 88試合　67企図数　30許盗塁　37盗塁刺　阻止率.552
1972年　114試合 109企図数　50許盗塁　59盗塁刺　阻止率.541
1973年　114試合　79企図数　38許盗塁　41盗塁刺　阻止率.519

中村　武志［中日］
1989年　121試合　64企図数　31許盗塁　33盗塁刺　阻止率.516
1995年　 94試合　54企図数　26許盗塁　28盗塁刺　阻止率.519

梨田　昌孝［近鉄］
1979年　108試合　69企図数　32許盗塁　37盗塁刺　阻止率.536

福嶋　智晴［巨人］
1978年　 82試合　30企図数　11許盗塁　19盗塁刺　阻止率.633

福嶋　久晃［大洋］
1975年　 68試合　47企図数　21許盗塁　26盗塁刺　阻止率.553

古田　敦也［ヤクルト］
1990年　106試合　55企図数　26許盗塁　29盗塁刺　阻止率.527
1991年　127試合　83企図数　35許盗塁　48盗塁刺　阻止率.578
1993年　130試合　45企図数　16許盗塁　29盗塁刺　阻止率.644
2000年　134試合　73企図数　27許盗塁　46盗塁刺　阻止率.630

以上の10人で計20回。

特に凄いのは、やはりヤクルト古田。
1993年に阻止率.644という驚異的な数字を記録を残している。

でも調べてて、結構少ないんだね？と思いつつ。
ここで気付くかも知れないが、野村克也［南海-ロッテ-西武］と思うんでしょ。

実は、盗塁阻止率とは、プロ野球上では、比較的新しい記録な方で、創立当初からは
記録されていなかった。つまり、残念ながら、記録を付け始めの頃には、全盛期を
超えていたので、そっからの盗塁阻止率は、3割弱だった。
同等に、森昌彦［巨人］も一緒だった。

おいらのインパクトでは、やはり古田だね。
実は、野村さんとか、森さんとかは現役で活躍した姿を知らない。
なんで、おいら的に最強捕手は、古田ですね。仮に古田の時代にメジャー挑戦という
概念があり、挑戦していれば、間違いなく成功してたと思う。