有坂放浪記

白を黒と言い切ったり、
黒を白と誤魔化したりしました。

灰色は光が当たれば白くも見え、
影に入れば黒くもなります。

それを自覚しながらも、
やはりその瞬間に目に飛び込んだ色を、
もっともらしく叫んだ二ヶ月でした。

本当はどっちでもいいんだ。
善悪とか、正しさとか。
自分が見えたものが全て。目指したものが全て。
そう言い切れるほど強くなったと思う。

僕は灰色の世界を生きます。
正しさと、モラルと、常識と、合法と、そのグレーゾーンを生きます。
死ぬ直前に、
それが本当は白だったのか、黒だったのか、
もしくはやはり灰色だったのか決めたいと思います。

今はその灰色が、
少しでもキレイに映える角度を探しています。

お疲れ様でした。
２ヶ月間良く頑張りました。