カテゴリ:旅の話
去年の5月3日、
僕はチベットのカイラスの裏側、標高約6000mの雪中にいました。 自分の罪を模索して、何か奇跡を起こすために聖山を歩いたのです。 薄っぺらい服で、軍手で、Gパンで、-30℃の世界を。 その日の日記。 なんか忘れたくないなと思い再び日本語でここに。 『気合』 今日は最もハードな日だった。 通常旅人は、この一周52kmあるカイラスを3日かけて歩く。 今日はその2日目。 しかし、気合で今日中にゴールするつもりだ。 罪? 知らねえよ。 俺は俺の道を行く。 カイラスにはブラックホールがあるように感じる。 多くの人の祈りを吸収し、ホワイトホールとして他の場所で誰かに恵みをもたらすんだ。 例えば、雨として、食べ物として、もしくは姉の子供だってそう。 俺は誰なんだろう? 誰の祈りが俺を作ったんだろう? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年06月15日 23時59分06秒
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