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テーマ:詩&物語の或る風景(1047)
カテゴリ:誰かへ&誰かの
だめだ。 何を読んでも、アタマに入らない。 メールはたまる一方。 パニック症状もでてきた。 【好きな女もリセットした】といってメールがきた。 薬の海に、まだ溺れていて、 ドロリとした意識でそれをみた。 ゆっくりと考えた。 何度も考えたこと。 優しくしてもらっていた。 【オレは○○を大事にしていないのかな】 大事にしてもらっていた。最大限に。 わたしは、【ある意味で】、 たいてい特別扱いしてもらえるので、今回もそうだった。 けれど、このひとが、いろんな人との縁を断っていっているのに、 わたしひとりが残ることもないということも、なんとなく、わかっていた。 ああ、きたのか…と、思った。こないで、とも、思った。 大事なヒトなのだ。 なんで、リセットなのか、わからなかったのが、【好きな女をリセット】で、わかった。 上手にヒトに好かれる人だから、淋しいと、心細いと、ヒトを頼ってしまうんだろう、と思う。 【これからの人生が見えない】と言っていた。 ほんとうに、真っ暗な闇を見て、明かりを探さなければいけないんだろう。 ほんとうに、冷たい世界に身をおいて、温もりをさがさなければいけないんだろう。 わたしが思っていたよりも、ずっと、厳しいところに、自分を追い込んでいるんだってわかった。 メールの着信音を、いちばん好きな曲に変えた。マナーを解除した。 【しばらくダメだ】とメールが来た。なんと返したら良いのか…… BENが鳴って、【しばらく消える。ごめん。】と来た。 泣けてきた。 やっぱり。やっぱり。やっぱり。 好きな女って、誰だろ…こないだの子かな…アタマの端っこでそんなことも考える。どうでもいい。 つながりのある大事なヒト。 大事な大事なヒト。 わたしの人生から、いなくなろうとしている。 いなくならないでね、いなくならないでね、かっこつけて、いなくならないでね。ね。ね。ね。 メールした。 返ってこない。 BENが鳴ったのは、1回だけ、だった。 Blogならclick! 写真ならclick! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.09.07 04:17:19
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