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テーマ:メディカルハーブ(61)
カテゴリ:ハーブ
先日の日曜日、皿倉山(北九州市)での 八幡薬剤師会主催「春の薬用植物研修会」に参加してきました。 昨年の秋の研修会に続き参加は2回目です。 新緑と春の開花時期とを迎え 秋とは対照的な少し華やかな散策となりました。 申込み不要の自由参加ですが 受付は現地ケーブル山麓駅で8時半まで。 遠方者にはちょっと辛い^^; で、受付時にグループに分けられ 私は冷川先生(長崎国際大学)の第6班でした。 薬剤師の方も同行です。 研修会スケジュールはこんな感じ。 薬用植物研修会 ケーブルで8合目の山上駅に着くと 目の前にかわいらしい桜🌸 名前は不明・・・(ネームプレートつけてね^^;) ヤマザクラではありませんでした。 この8合目辺りにある薬草園(主に南斜面)を 講師のレクチャーを受けながら 約3時間、薬用植物や有用植物を観察しつつ歩きました。 植栽され整備されたものと もともとの自生種が混在しているので 薬草園というよりは「山野」という印象かな。 これから花期を迎える植物も多く やはり夏にも来るべき? 前回は担当講師が九大の准教授でお若かったいか 足取りも早くメモや写真が追いつけずに 「先生、ちょっと待って~」と 叫んでしまいましたが 今回の講師はちょっと高齢の方で 休憩をはさみつつ、ゆるりと観察することができました ただ、写真を撮っても 「あれ? これなんだったっけ?」と 思い出せないものがあり残念。。 なので、ほんの一部になりますが 何回かに分けておしゃべりしたいと思いますので よかったら、お付き合い下さいませ m(__)m 馴染みのある植物の方が多かったです まずは 「アオキ」 日本原産。ガリア(ミズキ科)の常緑低木、雌雄異株 アオキという名は 常緑で枝が一年中青いことに由来するそうです。 強い陰樹で乾燥が嫌いなので くら~くて、じめっとしたところが好きですね^^; 葉に苦味健胃作用があり 有名な陀羅尼助(だらにすけ)に配合されています。 ちょうど小さな花が咲いていました。 秋には真っ赤な実がつきますよね。 ◇ 「ホオノキ」 日本全国、中国に分布。モクレン科、雌性先熟両性花 名前の由来は昔から食物を盛ったり包んだりして利用されたので 包の木と呼ばれたことから。 樹皮は和厚朴と呼ばれ、健胃、鎮痛、鎮静目的で 中国産厚朴の代用とするそうです。 コウボク末、積散、平胃散、胃苓湯、大承気湯、小承気湯などの 漢方処方に配合される。 木材は軽柔で加工しやすく家具、細工物、下駄の歯などに。 花期は初夏なのでお花が見れなくて残念。
包葉味噌、包葉焼きなど、馴染みがあるのではないでしょうか。 ◇ 「キササゲ」
果実(梓実 シジツ)は利尿薬として急性腎臓炎などに賞用されるそうです。 花期は6月以降 今は、まだ長い実がぶら下がっておりました。 撮影時には、薬剤師の方がのように 時々、アシストしてくださいます。 ◇
実が五倍子(フシ)に代用されたため 木五倍子(キブシ)と呼ばれるようになったとか。 密度のある性質の材は傘の柄や杖などに利用されます。 参考:「 薬用・有用植物リスト」(公益法人 八幡薬剤師会) 退屈な内容かもしれませんが、次回へ続きます。 (オタ記事は含まず)
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まもなくGW突入でお天気が気になるところ。 旅行などの予定はないけれど 毎年あっという間に過ぎ去ってしまう連休。。 せめて 好きなこと(オタ)に浸る予定です^^ では、また。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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