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カテゴリ:映画・俳優
本日は睡眠不足の方が多いのかも。(←私も) サッカーのお話は他の方に任せて 私は映画のおしゃべりを。 鑑賞から10日以上経ったので 記憶が曖昧ですがご容赦くださいませ。 河瀬監督は「足を運んでくれる多くは岩田君のファンの方」 なんておっしゃったようですが ジュリエット・ビノシュ目当や 純粋な映画ファンに、いささか失礼なのでは^^;
でも、HIROがプロデューサーなので カンヌで有名な監督作品に 岩田君をキャスティングする=製作費 ということなのかな。
詳しくはここで story フランス人エッセイストのジャンヌは 通訳の花と共に 何かに導かれるように奈良の吉野の森を訪れ そこで「山守」をする智と出会う。 二人は彼の家の離れに滞在しながら 人々を癒すという幻の薬草「ビジョン」を探すのだが 誰もそれを見たことはないらしい。 しかし 森に長く暮らす盲目の老女アキだけは それを「知っている」と言う。 しかも ジャンヌにも会ったことがあるらしい。 「わたしゃ、1000年前に胞子と一緒に産まれた」 ジャンヌたちが訪れる前 智にそんな不思議な話をしていたアキ
吉野の森で共に暮らすうちに ジャンヌと智の心は次第に寄り添っていくが ジャンヌが時折見るフラッシュバックには 昔、恋人だったらしい「岳」が現れ それは「智」と重なっていく。 そんなある日 アキが突然姿を消してしまう。 ジャンヌと智はアキを探すが見つからなかった。 その後 「ビジョンはもうじき始まるわ」と言い残し ジャンヌはフランスへ一時帰国する。 ある日 智は森で倒れていた「鈴」を発見。 鈴は智の仕事を手伝いながら離れに住むことになる。
季節が流れ、ジャンヌが再び吉野に戻ってくると 奇妙な三人暮らしが始まる。 ほどなくして猟犬コウが死んでしまうが なぜか鈴はそれを予知していたようだった。 すると しばらくして、今度は鈴が姿を消してしまう。 智とジャンヌは鈴を探して森に入るが モロンジョの木で 二人が見たものは。。
そこから物語は始まりますが まあ、吉野の山奥の景色は美しいです。 スクリーンいっぱいに広がる木々や木漏れ日を見ていると まるで森を歩いているようで なんだか癒されます。 鹿、冒頭の銃声 風の音、木々のそよぎ、水面の光、流れる雲、雨の雫。。 モロンジョの木 必然的に出会った人間たち
このトンネルを抜けて消えてしまった。 でも 全ては繋がっていました。 鈴は度々、森の中で何を感じていたのか。
そこには時間軸がない。 そして その時期に巡り合った人間たちは
タダではないので無理です。^^; さて
それぞれの感じ方で観てほしいのだとか。 しかしですね 良く練り込まれ必要最低限まで剃り落とした省略や表現 そんなアートゆえの無言であれば その解釈を観客にゆだねるってありだと思いますが 今作はそういう類ではなかったと思うのです。 付焼刃的に練って やってみたいテーマに押し込んではみたけれど 準備不足でうまく表現できていない。。 そんな印象でした。 なので すでに使い古された表現があちこちに見えて 観ている方が痛々しかった。。^^; 良い材料があるのに その世界観はこじんまりとし過ぎて なんだか薄っぺらい。 にもかかわらず 不出来の危うさを それぞれの観客の解釈にゆだねることで すり替えてる感が否めないの。 ちょっと、ずるい。。 そこに 良い評価ができない人間は アートが分からないから仕方がない、という 高飛車な姿勢が見えてしまう。 でも、悲しいかな これってアートですか? というレベル (私見ですのでご容赦を) ただ、幸運にも ジュリエット・ビノシュや夏木マリの演技と存在感に 救われましたね。 あ、ワンちゃんにも。 制作費のかかった岩田君のためのプロモーションビデオ とまで言わないけれど ^^; でも 感じ方は人それぞれなので 私のおしゃべりは読み流してくださいませ。
(おまけ) 約1000年、生きているらしいマキの家。 たくさんの薬草に親近感を感じますわ
スタッフが2か月かけて廃屋同然の家を 智の「家」に再生したらしい。 こんな山奥で大変だったでしょう。 お疲れ様でした。
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