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裏庭のおしゃべり

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2019.07.06
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カテゴリ:映画・俳優





こちらは晴天続きで、雨量も少なく
少し蒸し暑い日が続いています。



こんな時は炭酸割りの梅ジュースが美味しい。緑ハート

今年は梅酢1kgと梅ジュース3kg分作ったので
夏に消費するにはちょうどいいかも。^^



今日は

また、映画のおしゃべりでございます。



見逃していたので
少し前に配信で鑑賞しました。


うろ覚えです。


細かい記憶違いはご容赦を ^^;


ビデオ








メアリー・シェリーと言えば
若くしてパーシー・シェリーと駆け落ちした


「フランケンシュタイン」の著者


として有名ですよね。


若い頃


バイロン、シェリー、メアリーたちに
少し興味があったので
彼らに関する物語は若干かじっていましたが


この映画は
そんな彼らのドラマを描いているのではなく


メアリーサイドから描くフェミニズム映画のようです。



若干16~18歳で

「メアリーの総て」という邦題にはピンときませんが


この 約2年間は

夢見る少女だったメアリーにとって
試練だらけの波乱の日々であり


なぜ

彼女は「フランケンシュタイン」という
感情豊かで哀れで孤独な怪物を生んでしまったのか


若き日のメアリーの絶望と共に

映画は、それを切実に物語っていました。












ネタバレしています。

よく知られているお話しではありますが
これから先はご注意を。





Story




思想家の父、ゴドウィンは
ロンドンで書店を開いていたが経営は火の車。


亡き母親も思想家であり著書も残していた。


メアリーは、そんな両親の影響を受けて育ち
表現者としての道を模索していたが

メアリーの才能を理解できない継母とは
ずっとトラブルが続いていた。



「人まねではなく、自分の〈ことば〉を探りなさい」


父は才能を育て彼女らしく過ごせるようにと
スコットランドのバクスター家へと彼女を送り出す。


そして

そこで、パーシー・シェリーと出会うのだった。




ノート


スコットランドでの充実した日々も長くは続かず
義妹クレアの重病の知らせでロンドンへ戻るが
それは、寂しさからのクレアのウソ。


落胆するメアリーだったが
突然、シェリーが訪ねてきて父に弟子入りすることに。


シェリーの払う報酬に義母は満足し

再会した2人は愛し合うようになるが

ある日
彼女の前にシェリーの妻子が現れる。


メアリーは激しく傷き動揺するが
結局は父の反対を押し切って駆け落ちしてしまうのだった。



その時

義妹のクレアも二人に同行する。



しかし


一緒に暮らすようになると



シェリーの不誠実さ
「自由恋愛」を理想とする考え方をメアリーは理解できず
苦しむことになる。




また

妻子を捨てたシェリーは父親から送金を止められ
生活は困窮


ついに、借金苦で夜逃げし

産まれたばかりの娘を病死させてしまう。



絶望したメアリーは

クレアに誘われ
バイロン卿が借りているスイスの別荘へ身を寄せることに。


クレアはバイロンとの子供を妊娠していたのだった。











別荘には、他にポリドリ医師も滞在しており
彼だけがメアリーの良き理解者だった。


(屋敷にはフューズリの画が飾られており
怪物が女性をおおうような構図は、なんだか象徴的。)


悪天候が続くある夜

退屈しのぎに
1人、ひとつずつ怪談話を書こうではないか
とう提案がされる。


いわゆる


あの有名な「ディオダディ荘の怪談談義」ですね。




ただし、バイロンはクレアには、こう告げる。


「君は清書をする役目だよ」


そして


「君は恋人なんかじゃない、ただの遊び相手だ」










そんなある日


シェリーはハリエット(妻)の自殺の知らせを受ける。


ショックを受け自責の念から酒浸るシェリー
絶望したメアリーは
ロンドンへ戻るとシェリーと別居し
部屋に籠って夢中で執筆を続けるのだった。



そうして完成した「フランケンシュタイン」

(「フランケンシュタイン あるいは
 現代のプロメテウス」)




シェリーは言う。




「なんで怪物なんだ?」




「天使だったら、読者に希望を与えられるのに」






陳腐な感想でした。









「女性」というだけで出版が困難だった時代

メアリーは偏見や屈辱に耐え、ようやく出版を果たすが
初版時の著者は匿名とされた。




そんな時、ポリドリ医師がメアリーを訪ねてくる。


彼もまた不遇の人でした。

(その後の彼の人生も。。雫)



「吸血鬼」の原作者でありながら
バイロンが否定しても
出版社は「吸血鬼」の著者をバイロンとした。


同情するメアリーに
メアリーの父が
彼女の出版記念パーティを開催することを知らせる。






その出版記念パーティには
別居中のシェリーも姿を見せていた。



彼が「フランケンシュタイン」の著者ではないかという噂を

シェリーは公ではっきりと否定し





初めて

彼女の作品の真意を理解して敬意を払うのであった。








当時のメアリー・シェリーと
同世代のエル・ファニングが演じるメアリーは


あどけなさの残る可愛らしい少女から
真の強さがうかがえる凛とした女性へと
その表情も変わっていく様がとても魅力的でした。


結局、パーシー・シェリーという存在がなければ
「怪物」も生まれなかった。


若さゆえの自由で爆発的エネルギーが生んだ
妄想の化身かもしれないけれど


絶望が必然だった。。

彼女はそれを認め後悔はないと断言。


この肯定力は素晴らしい。



バイロン、シェリーと言えば、誰もが知る有名な詩人。


その貴族のおぼっちゃまたちの若気のいたりの数々も
有名だと思いますが

当時の彼らは思想的にも異端であったはず。


それでも

彼らの論理は男性中心の世界であって

まだ女性に対する認識は浅かったように感じる。




その後、メアリーとシェリーは正式に結婚しますが
興味のある方は史実を確認して下さいね。



それにしても

バイロン、シェリー、ポリドリ・・ みなさん、短命でしたよね。。










ロジャー !!


いえ、もとい ベン・ハーディくんですね。

いや~

「ボヘミアンラプソディ」で演じた
そっくりさんロジャーが素晴らしかったので、つい。


こちらの撮影の方が早かったようですね。



あー  かわいいわ  青ハート










バクスター家のイザベルがアリアだわ~ (メイジー)

とか


メアリーのお父さんがスタニスじゃん (S・ディレイン)

とか


「ゲーム・オブ・スローンズ」で馴染みの俳優さんを見て

私はいまだにイメージが重なってしまうのでした。。^^;



ビデオ





こちらは、今から観たい映画のひとつです。



「全て僕のもの」



下矢印






実話ベースらしいのですが

単館系ですから、また配信鑑賞になりそうです。




お誕生日




先ほど、差し入れいただきました~ ピンクハート






どれも美味しく頂きましたが

涼し気なメロンのムースが夏らしくて美味でした。



では


良い日曜日を。







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Last updated  2019.07.06 17:10:22
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