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カテゴリ:アート
直径約60~70cmぐらいだろうか、着物の生地でつくられ、何十何百のパーツで出来上がっている球体は柔らかく、しろ、あお、くろ、あかの5個からなる空間。
15分ぐらい眺めていると、時代の違う地球を見ている様な気分になる。 46億年前にできた燃える赤い地球から雲に覆われ始めた白、雨が降り海ができ、滅びて熱をもたなくなり死んでゆく。 少し社会的な考えかもしれないが地球の歴史から言うと300万年前人類が生まれ過ごした時間は1/1533にしかすぎない。 なのにこの作品を見ると青から黒に変わる距離が近く、人が一つの星を滅ぼすのは簡単な事の様に見えてくる。 私はグリンピースを支持している訳ではないが、たった1/1533の時間で美しい地球を滅ぼしてはいけない努力をして行きたいものだ。 私は少し重たい想像をいだいた作品だけど、作家さんのコンセプトとは違うだろう。 なぜなら、この作品には幸せな時を感じる一面を読み取れるから。 この作品は10/29まで下記にて展示中。 タヌマ トモコ 展 NC Art Gallery 東京都中央区京橋3-6-15-2F Tel:03-3538-7890 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Oct 27, 2005 10:04:59 PM
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