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カテゴリ:アート
今日は、秋らしい少し湿度の低い風を感じながら天気の良い日でした。
私が今まで見ている作品の中で唯一「カビ」を素材に本格的に制作している作品。 自然のあらゆる所に浮遊する「カビ」を取り込む。 なんでカビなのか?の答えに、作家は自然の力の代表の様に思えると答える。 スチロールに麻をまとい、小麦粉をのり代わり塗り、麻紐でしばり、自然に放置する。 約1ヶ月でカビが生え、放置場所や季節によって「青カビ」「黒カビ」など様々なカビをまとった作品が完成する。 ギャラリーに居ると臭い?なぜか意外に臭く無いのである。 イメージでは臭そうだが、私が臭いと感じているのは腐った物の香りにすぎず、作品は臭いと言うより神秘的な森にでも居る様な空気が漂う。 地球のたった一つの生命が表現してくれる自然の力、自然の仕組み、循環など、「カビ」の生命力に比べ、人の生命力の小ささを感じた。 人は自分の意志次第で、命を断ち、奪う事が簡単にできる。 この作品は11/5まで下記にて展示中。 石田 泰道 展 exhibit Live & Moris 東京都中央区銀座8-10-7-B2 Tel:03-5537-0023 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Nov 1, 2005 12:25:36 AM
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