でりでり~キッチーン!!
<愛>今日ねー、さっき料理したんだ。へへへっ。張り切ってレシピ載せます。【レシピ1:あらかじめ母が茹でたパスタとあらかじめ母が作ったトマトソースをフライパンに入れ、オリーブオイルを加えて炒める】【レシピ2:あらかじめ母がちぎって水切りまでしてくれたレタスに、アーモンドを刻んだものとカマンベールチーズを乗せドレッシングをかける】【レシピ3:あらかじめ母が作った卵スープを暖めお椀に注ぐ】【レシピ4:あらかじめ母が作ったきのこご飯を母自身がお茶碗に盛る】ふー、、、今日は随分がんばっちゃったな。そう、私は料理ができない女。22才。本当に全くできん。てゆーかしたことないしー。私が思うにあのキッチンには実は結界があるのではないかと。だって入るとなんだかいつもすごく気が滅入るの、どうしてかしら。あのとっても便利なシステムキッチンはなんか「ここはてめぇみてぇなガキが来る所じゃないぜ、ぺえっっっ!!」て言っている気がするし。こわいよ~。今日はママがやることがあって、そこにパパが思いのほか早く帰って来たからママに「あさみちゃんやっといて」って言われて3回くらい「やだ」って断ったけど怒られそうになったからしぶしぶやっただけっす。ところが、そんな私が作った(←全然だけど)料理を見た母に「まぁっ!もう終わったの?あさみちゃんは手際がいいのねぇ~。盛りつけもとってもキレイだし。お料理向いてるわね!!」と言ってなぜかべた褒めされました。そうか、わかった、、。、、ヤツは、、ヤツは私に料理を覚えさせようとしている、、。この前もなぜか生姜焼き(味付け済みのまだ生の肉)を炒めるように頼まれて、私がいきなり強火にかけたもんだからところどころ焦がしちゃったのに「このぐらいで十分なのよ。」とか言ってた。いつもママが作るのと明らかに色が違うのに、、。ヤツの教育方針が「褒めて伸ばそう」なことを私は知っている。こえーこえー、逃げろー。でもねぇ母は娘が心配みたいよ、22にもなってカレーも作れない娘が。まー確かに将来心配になるよねぇ。本当に母には心配ばっかりさせてます。あの人も、もう少し子離れできるようになるといいけどねー。この前私が「将来たぶん独り暮らしするから」って言ったら、母「じゃあ泊まりに行ってもいい?」って言ってた。だ、、、だめだよーー、、。いくつになっても子供は子供って感覚なのね、、。それにしてもすごいよ、うちのママは。2年前、私が二十歳になりたてだった頃、母は私がタバコを吸っていることを知らなかったのです。(だって巧妙に隠してましたから)母は生涯一本もタバコを吸ったことがないそうです。そしてたぶんそれは本当です。そんな母にタバコを吸っていることがバレたら何を言われるか、と家に入る時は戦々恐々でした。ところがある日、私はいつもなら絶対しない凡ミスを犯し、私のバッグからばっちりタバコがこんにちは 。それを見た母はビックリして、 母:「タバコ吸ってたの!?」 私:「いや、、、もう二十歳だし、、。ちょっとだけだし。」 母:「ちょっとって!?1日どのくらい吸ってるの?」 私:「えーーーーっと、、。1日、、、5本くらい,,、、かな?」(自分で言っても5本は笑うな。本当は1箱っす。)そして母の問題発言。 母:「5本もっ!?」こっわー。あ、でもそのあと本当に怖かった。持ってるタバコその場で全部捨てられちゃったし泣かれたし。でもね、まあタバコを吸う人の量が全然わかってないってゆーのは置いといて、まあ愛だよね、これも。いつかやめようと思います、たばこ。