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遊心六中記

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2023.09.03
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カテゴリ:観照
=== 2023.8.19 ===
 南の空
7時55分頃に撮りました。うろこ雲でしょうか雲は広がっていますが晴れ
南西方向の空 
 西方向の空 
 頭上の空
南から西方向にかけて、さらに頭上の空にうろこ雲が広がっています。
 東方向の空
稜線上空の雲は、普段みるような様々な雲が層になって見えます。

 東方向の空
2時間後の9時45分頃に眺めると、稜線上空は雲の姿と色が様変わりです。
稜線上は白鼠色がかった雲が立ち上がり、その上空には銀鼠色に近い雲が浮かんでいます。
 南の空
南西方向の空 
 西方向の空 
 上空の空
うろこ雲の片鱗が西方向に見られるだけで、雲の姿は大きく変化しています。
青空が半ばまで広がっています。

 南の空
17時過ぎに撮りました。やわらかいベールが広がっているような雲が見えます。
半透明感がいい。
南西方向の空 
 西方向の空 
 頭上の空
 東方向の空
         稜線上には雲二片。後は青空景色です。

             東方向の空
18時25分頃に再度眺めると、青空を背景に素鼠色に近い雲が稜線から高く離れて漂っている景色に変わっていましt。
 南の空
南西方向の空 
 西方向の空 
         漂う雲には、またその形を変え、夕陽が映えて淡く色づいていました。
  頭上の空

=== 2023.8.20 ===
 南の空
ふと気づき、11時10分近くに撮りました。朝から晴れ雲がほぼなく、快晴です。
南西方向の空 
 西方向の空 
 頭上の空
            雲がほぼなく、快晴です。
 東方向の空
他方向と比べると、稜線上空には夏雲が割と多く広がっています。

 東方向の空
17時15分頃に眺めると、稜線際に雲が見えるだけで、ほぼ快晴の空です。
 南の空
南西方向の空 
 西方向の空 
 頭上の空
大きな白雲の塊が見えますが、ぐるりと眺めてこちらも快晴と言えるでしょう。

さて、雲がたりを続けます。
真民さんの全詩集に収録の詩集「続三昧」の次は、詩集「かなしきのうた」です。
4つの詩に雲が詠み込まれています。 (参照『坂村眞民全詩集 第一巻』大東出版社)

この詩集では、詩の題に、リルケ、セザンヌ、ゴッホ、アンドレ・ジイドの名が出てくる詩があります。
この詩集で最初に雲が詠み込まれ詩が「四十歳のセザンヌ」と題する詩なのです。

 彼は肉体の放浪もやめた
 精神の放浪にも訣別した
​ 彼はただ描(カ)いた​
 日さえ照っていれば
 燃えるように熱中した
 彼はもう孤独ではなかった
​ 光る樹木があり顫(フル)える草があり​
 美しい雲があり静かな川があり
 あらゆる呼吸が感じられた
 描くことが生命であった
 夜が明け日が暮れるまで描いた

40歳のセザンヌ。セザンヌは1839年1月生まれ、1906年に没しました。1879年に40歳
1870年に普仏戦争があり、戦後にセザンヌはパリに戻り、オーヴェルに移ります。サロンへの出品は落選。1974年の第1回印象派展に出品します。1879年に制作拠点をパリから故郷エクスに戻します。(資料1,2)
セザンヌは、後期印象派中核4人中の一人です。ゴーギャン、スーラ、ゴッホ。セザンヌが最年長で、印象派の美学に最も深く関わったそうです。(資料3)

40歳のセザンヌはどのような作品を描いていたのでしょうか。調べてみますと、
  「開いた吹き出しのある静物」 1877-1879年
  「三つの梨」 1878-1879年
  「レスタックの眺望」 1878-1879年
  「木の後のレスタックの海」 1878-1879年
  「サンタンリ村から見たマルセイユ」 1870-1879年頃
  「レエスタックからみたマルセイユ湾の眺め」 1878-1879年頃
  「風景」 1879年頃
  「自画像」3枚 1877-1880年頃、1878-1880年頃、1879-1880年
  「レスタックとマルセイユ湾の眺め」 1978-1982年
  「プロヴァンスの山」 1879年頃
  「ポプラ」  1879-1880年
  「ミルク缶とリンゴ」 1879-1880年
  「リンゴとナプキン」 1879-1880年
  「水浴」  1879-1880年
  「水差し、ミルク缶、ボウルとオレンジの静物」 1879-1880年
  「りんご、桃、梨、ぶどう」 1879-1880年頃
  「リンゴとビスケット」  1879-1880年頃
  「サント・ヴィクトワール山の広野」 1879-1880年頃
  「レスタックの道路橋」 1879-1882年
  「レスタック湾」 1879-1883年
  「プロヴァンスの風景」 1879-1882年頃
  「オーヴェル・シュル・オワーズの眺め」 1880年頃
  「オリーヴ色の花瓶の花」 1880年頃
  「花と果実」  1880年頃
これらの作品群が40歳のセザンヌと重なりそうです。  
セザンヌの代表作の一つとして取り上げられる風景画「松の木のあるサント・ヴィクトール山」(コートルード・ギャラリー蔵)は、1885-1887年に制作された作品です。(資料3)

セザンヌは「印象主義の形態欠如を嫌い、自然を前にして美術館の古典的な作品のような構築された絵画を描くことを追求した。そのため、セザンヌは一つ一つの色面が光の感覚を伝えると同時に空間内における対象の位置、物質的存在感をも表す独自の制作法を作り出した」そうです。(資料4)

真民さんの詩から脇道にそれましたが、この詩の理解を深める背景としてのお役には立つことでしょう。覚書を兼ねて・・・・。

雲の変化に戻ります。
=== 2023.8.21 ===
 東方向の空
     9時40分近くに撮りました。快晴!!
南西方向の空 
 西方向の空 
 ​頭上の空​
 東方向の空
稜線上空の空だけが、他とは景色が異なります。稜線際に少し雲が見え、銀鼠色を薄くしたような空です。

この後、京都・四条に。スマホのバッテリーがダウンしたために、予約を取りアップル京都店に出かけました。アップル京都店に入るのは初めての体験。
アップルのロゴマークのシャツを着たスタッフに声をかけ、用件を伝えると、スマホ画面による予約確認がスムーズに行われ、2Fでの受付だとか。2Fでは、別のスタッフの応対。タブレット操作で手続きが進行。当方は質問に答えて行くだけ。交換作業時間が必要なので、受け取り来店時刻を告げられて、一旦店を退出。指定時刻に再度行くと、最初と同様の手順が必要でしたが、スムーズにスマホを受領できました。一件落着。

ということで、帰宅後に空を撮ったのは​16時15分過ぎ​です。
 南の空
南西方向の空 
 西方向の空 
 頭上の空 
 東方向の空
雲が少し浮かんではいますが、快晴と呼べる状態と言えるでしょう。

 東方向の空
18特5分過ぎに再び眺めて見ると、銀鼠色に近い雲が中空に漂っています。
雲がかかってきたといえる姿です。
 南の空
南西方向の空 
 西方向の空 
 頭上の空
日本の伝統色の表現で言えば、大空の雲は、白鼠(銀色)、銀鼠色(錫色)、素鼠色が様々なグラデーションを生み出していると言えそうです。雲のグレーの一番濃い辺りが素鼠に照応する感じです。

つづく

参照資料
1)『原色西洋美術事典』 監修:嘉門安雄・今日出海・富永惣一・林武・摩寿意善郎 
     編集:現代美術社  発行:教育出版株式会社
2) ​ポール・セザンヌ​   :ウィキペディア
3) ​ポールセザンヌの代表作・有名絵画(世界の名画・後期印象派)​ :「美術ファン@世界の名画」
4)『カラー版 西洋美術史』  監修 高階秀爾  美術出版社  p151

補遺
オーヴェル=シュル=オワーズ​  :ウィキペディア
エクス・アン・プロヴァンス​ :「Explore France」
【視察レポート】南フランスの大人な街 エクス・アン・プロヴァンスの街歩き観光(フランス/2019年3月視察⑤)​  :「Teestyle」
エスタック​   :ウィキペディア
サント=ヴィクトワール山と大きな松の木​ :「Salvastyle.com」
隠れ名画 大きな松の木とサント・ヴィクトワール山(セザンヌ作)​:「世界美術館巡り旅」

  ネットに情報を掲載された皆様に感謝!

(情報提供サイトへのリンクのアクセスがネット事情でいつか途切れるかもしれません
その節には、直接に検索してアクセスしてみてください。掲載時点の後のフォローは致しません。
その点、ご寛恕ください。)


こちらもご覧いただけるとうれしいです。
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Last updated  2023.09.03 23:04:06
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