今日は、有川浩さんの『海の底』を。
今日は、有川浩さんの『海の底』の感想を。 図書館で、図書館戦争シリーズが予約多数で借りれなかったんで、試しに代わりに借りてみたんですが、これがなかなか面白い^^ 内容は、春の桜祭りの日、民間人で賑わいを見せる中、横須賀基地に敵が来襲! ただし、敵は他国軍隊でもテロでもなく、人食い巨大甲殻類(エビ)w でも、エビと言ってもバカにしちゃいけません。 なんせ、小さいのでも1m強、大きいのなら3mにもなるエビが海を覆うばかりの大群で上陸を開始したのですから。 そんな中、政治的に自衛隊を当てに出来ない、限られた火力で対応しようと苦闘する現場の人間たち。 また、動きがとれず敵中に閉じ込められた潜水艦に立てこもった、自衛官実習生2人+十数人の子供たち。 この2つが、作品の軸になってます。 B級映画もかくやの設定なので、おいおい大丈夫かいな?と不安に思いましたが、意外にも中身は真面目でした。 それに、作者もあとがきで書いてるように(俺はあとがきを先に読んじゃう人なのです)潜水艦で『15少年漂流記』というエンターティメント要素もありますしね(憎ったらしいガキいるしw) とにかく、スイスイ読めたし、ほのかな恋愛もあって、俺好みの1冊でした(ラストの夏木の顔が見てみたかったw) 『図書館戦争』シリーズもこれくらい面白いといいのだが。