バンブーずる と 聖なる牛
まずは訂正せねばならぬ。(またかい?)bamboozleという言葉、これはれっきとした、通用する英語であった。私はインドで生まれた英語かと思ってしまったのでした。それで調べもしなかったのだが(意味はわかっちゃったし)、今ふっと思いついて調べてみたら、しっかり辞書にも載ってる。…お恥ずかしい。こういう思い込みがいけませんね。反省ハヌマーン(ハヌマーンというのはお猿の神様です。神様をコケにしたら、それもいけませんね)。え、しかもスパイク・リーの映画のタイトルにまでなっている…すみません知りませんでした。これはたいした恥の上塗りでございます。陳謝(誰にだ)。ついでに語源を知りたかったのだが、これは不詳となっている。bambooと関係あるのか、それともBAM-boozeか。いくつか見たが謎らしい。とはいえ言葉は18世紀からもう存在したらしいのである。イギリスのテレビ番組名になってさらに普及(?)したらしい。源がイギリスなら、インドに入ってきたのもうなずけるが、それがさらにはアメリカのフェスの名前にもなってしまうという…面白いもんである。それだけ広まってるのに、知らない人(=私だ)は知らない。面白・・くもない。従って、この言葉がインドでいまも通用するか、というお題は、確かめる必要もなくなった。(だが効力を発揮するかどうか確かめる意味はあるかもしれない)そこで別のお題:――インド人は ”Holy cow!” と言うか。これはトノ提供である。インド人なんだから咄嗟に英語は出ないだろう、というのであれば、(しかし英語慣れしたインド人は英語で驚くかもしれない)英訳するときに”Holy cow!"という表現を選ぶか、でもいい。神聖な対象をみだりに口にするな、となるか、”神聖なる牛さま!”なら、まんまでぴったりと考えるか。それをどこで確かめられるのかわからないけど。ところでLife of Pieの作者は、初インドの際にまったく何の準備もしていなかったとのこと。bamboozleという言葉だけ用意していた。この言葉を胸に、the rich, noisy, functioning madness of Indiaに向かったと。FUNCTIONING MADNESS。そうか…何でそうしみじみしちゃうかというと、そうなんです。先だってより、行ったら、とかいう仮定形で進めてきましたが、実は行っちゃうんだ。初インド。”やっぱり(きっぱり)。”と、書いてきたYさんのように、”ああ、なるほどね”みたいに思う人も(とくにこのブログ読んでた人は)。。。いらっしゃるでしょう。これについては反応が、「いいなあインド」 と、「どうしてインド」に分かれた。インドも極端らしいが、インドに対する反応も極端。そして私はそのFunctioning MADNESSの中で「機能」するんでしょうか。それもちょっと楽しみです。機能障害、とか。多臓器不全、とか、ね…。