GW中のニュース
世間はGWまっさかりですが、そんななかニュースで大々的に報じられているのが、例の尼崎の列車脱線事故。多くの方がご覧になっていると思います。私も、かなり見るはめになりました。遺族の受けた痛みと傷の深さはいかばかりか。本当に最悪のGWだと思います。先日、この問題については日記でも書きました。しかし毎日毎日ひどい話が明らかになりますね。脱線した電車にのっていたJR社員が救助を行わなかったとか、天王寺区では事件を知りながらボウリング大会をやっていたとか…。一方では、阪神・淡路大震災の教訓に学んで、近隣の人々をはじめとして懸命かつ迅速な救助活動が行われ、その結果少なくない人命が助けられたということも、報道されていました。それだけに、JR西日本の利益優先の体質の重大さが、くっきりと浮かび上がります。今まで、この手の事件で刑事責任が問われた件は少ないと今日のテレビで報じられていましたが(多数は不起訴)、これだけの犠牲を生み出した事故ですから、責任逃れを許さず、徹底的な追求が必要だと思います。同時に、この手の問題は、あくまで「氷山の一角」。前にも書いた通り、日航機のミスも明らかになっていますが、JRと日航機だけの問題とは到底思えません。だいたい、リストラ合理化や長時間過密労働、派遣、請負の急増などは、幅広い分野で行われていることですから。JRや日航の問題のみにとどめず、日本の産業界全体を見直すきっかけにする必要があります。そういえば、1つ思い出しました。この間、都議会議員の海外視察の問題を、いろんなところで訴えてきたんですが、これも社会全体でいえば「氷山の一角」。こないだテレビで、厚生労働省の天下り法人で、国民の税金や保険料を使って壮大なむだづかいが行われているのが告発されていました(勤務時間中に仕事をせずテニスに明け暮れ、公費で日常的に宴会、また年度末になると、予算を使い切るために一日数千万使い込むなど)。番組の参加者のみなさんは怒り狂っていましたね。そりゃ当然ですよ。年金はどんどん削られ、税金はどんどん上げられ、庶民のくらしはどんどん切り縮められているわけですからね。これらの問題の告発は、社会全体の「税金のむだづかい」の見直しを迫るきっかけになります。その意味で、私自身も引き続き訴えていきたいと思います。