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2006.07.25
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カテゴリ:妻の闘病記

昨日の朝、出かける前に書いた日記に
妻へたくさんの応援コメントを頂戴しまして、本当にありがとうございました。 m(_ _)m

個別に返事を書くことが出来ずに、大変申し訳ありませんが
この日記を皆様への御礼の言葉とさせていただきたいと思います。

皆様の暖かい応援をいただいたおかげで、手術は無事に成功しました。
ただただ、皆様への感謝の念を深めるばかりです。

昨日の一日は、妻にとっても、私達家族にとっても
忘れえぬ長い一日となりました。

前日「8:00までに病院の方に来てください。」と先生に言われていて
私も緊張していたためなのか、5:00には目が覚めてしまい
その後、寝付けなかったので
ブログを書いたりして、家を出るまでの時間を過ごしていました。

ブログをアップした後に、義母と一緒に家を出て
7:00過ぎに国立がんセンターへ到着しました。

こんなに朝が早いのに、もう受付を待つ人が何人も居てビックリ。びっくり

待っている人達の脇を通り抜けて、エレベーターに乗り
妻が入院している病室へ向かいました。

妻ももう起きていましたが、やはりあまり眠れなかったようです。

まだ予定の時間まで1時間あったので、同室の人の迷惑とならないよう
食堂まで移動して、他愛も無い話を妻としました。

時折笑顔を見せてもいたし、緊張はあまりしていないように見えました。
義母も来てくれたので、心強かったのかな?

8:00に部屋へ戻ると、脳神経外科の先生が4人で部屋に入ってこられました。

私が「今日はよろしくお願いします。」とお辞儀をすると
義母も私の見様見真似でお辞儀をしていました。うっしっし雫

そして、手術を担当してくださる先生が
「どうだい、調子は?」
「ま、今日は大丈夫だからね!」
と、気さくに、力強く声をかけてくださり、妻も笑ってそれに答えていました。

よしよし、いい感じじゃない!

その後に看護婦さんが来て、手術服に着替えるよう促され
移動用ベッドが用意されていた部屋に看護婦さんと入室し、手術の準備。
同室の方も「頑張ってね!いってらっしゃ~い!」と手を振ってくれて
「行ってきま~す!」と妻も元気に手を振り返してしました。ウィンク

準備が済んで、ベッドに横たわる妻が看護婦さんに押されて出てきましたが
何かTVドラマのワン・シーンのような感じがして
妻がこれから手術するのがまだ現実ではないような気がしてなりません。

でもこれから本当に手術するんだよなぁ。涙ぽろり

8:30に妻は看護婦さんと搬送用のエレベーターで手術を行う8階へ下りていったので
私と義母は一般用のエレベーターで8階の家族待合室に行って、待機。

ここで、看護婦さんから病院のPHS電話を渡されました。
何でも手術が終了したり、何かあった場合はPHSで連絡をしてくれるらしく
病院の中なら何処に居てもいいとのことでした。
ただし、病院の外は電話が通じないそうです。

待合室では、私はこの文章を書いたり、仕事をして時間を過ごしていましたが
義母はずっと聖書を読んでいて、時折心配なのか涙を流していました。
義母は日本語が分からず、私はタガログ語がほとんど話せないので
何か気の利いた事を話しかけようにも、義母に声をかけられない…。
"タガログ語をちゃんと勉強しておけば良かった。"と、このとき心底そう思いました。

延々と待ち続け、すでに時刻は17:00になってしまいましたが
まだPHSに連絡が入りません。
手術前は「5時間ぐらいで終わるでしょう。」と先生がおっしゃっていたのに…。雫

手術が難航しているのかな?
何とも嫌ですね、手術が終わるのを待っている時間って。しょんぼり

17:30にようやく先生から連絡が入り、説明室まで来るように言われ
そこで執刀していただいた先生から、手術の経過を説明していただきました。

ホワイトボードに書きながら説明していただいたのですが
やはり腫瘍は髄膜腫で、ほとんど取り除くことは出来たけれど
上矢状静脈洞にまで腫瘍が進展していたので
取り除けなかった部分は燃やして(?)処置したという話でした。

髄膜種なので、ほぼ間違いなく良性の腫瘍であるらしいのですが
やはり最終的に腫瘍を検査しないと確定出来ないそうです。

そして傷口は、目立たないよう正面から見て縦に切るのではなく
頭頂部の横を切って、髪の毛で隠れるようにしていただいたそうです。

ただ、やはり出血を伴う手術だったので、かなり出血はしたそうで
元々貧血気味で、血圧も低いので、手術中は輸血をしないで済んだけど
血圧が安定しなければ輸血しますということでした。

また、浮腫が比較的激しかったので、意識が戻った時に痙攣を起こしたそうで
薬で今は抑えてあるそうですが、今後もそれが少し心配だと仰っていました

説明を一通りしていただいた後
「もう面会出来ますから、どうぞ。」ということでしたので
義母を呼んで、先生と一緒に妻の許に行きました。
2日間はICUに居ないといけないそうです。

その病室に入って、妻の顔を見た時、"ハッ"と一瞬息を飲みました。びっくり

血の気が無いとは、正にこのことを言うんじゃないかと思ったほど顔が青白く
傷口を防ぐためにテープを強固に貼られていたせいか
顔全体が引きつっているように見え、且つ、目を見開いたままの状態で
瞬間的に、手術の後遺症ではないのかと先生を疑ってしまうほど
手術前とは顔の様子が一変していました。

近くに寄ってみると、私の顔を見ていきなり
「おはようございます。」

今思えば妻の精一杯の冗談だったのかもしれませんが
何と言っても脳の手術だったから
その時は本気で大丈夫なのか心配してしまいました。雫

でも少しずつ話をしているうちに段々と意識もはっきりして落ち着いてきたのか
「今日はご飯無いのかな?お腹空いちゃった。」
なんて軽口をたたけるようになり、安心しました。

私の妹も職場が近いので駆けつけてくれ
19:30まで病院に皆で居て、家に帰ったのが20:30でした。

子供は実家に寝泊りしてくれていたので、子供を実家まで迎えに行き
私の両親に経過を報告した後、子供とご飯を食べたり風呂に入ったりした後に
家へ戻ると、義母も安心して疲れが出たのか、もう寝てしまっていました。

子供の無邪気な顔を見ながら
両親や義母、子供や妹達の励ましや助けがあって、妻が病気ではあるけれど
私や妻はとても恵まれているのだなぁと本当に思いました。

そして執刀していただいた先生をはじめとした国立がんセンターの皆さんにも
この場を借りて深く感謝したいと思います。

皆さん、本当にありがとうございました。

************

読んでいただき、ありがとうございます。m(_ _)m
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最終更新日  2006.07.26 23:45:57
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