テーマ:日本の歴史(1064)
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なんだか、恐ろしく時季はずれのタイトルでスミマセン(^^;)
珍しく私が見ている大河ドラマ「篤姫」で 前回「桜田門外の変」が放送されました。 これは歴史上あまりにも有名な事件ですが、 ドラマでは篤姫と井伊直弼の ちょっとした心の交流が描かれ、 井伊直弼の死もほろりとさせられる内容でした。 でも、ふっと思ってネットで 「桜田門外の変」を調べてしまった私は 胸チクチクで、くら~い気持ち(--) 「桜田門外の変」では単に井伊直弼が殺されただけでなく、 本当に多くの命が失われていました。 襲撃側は「桜田十八士」と言われるそうですが、 二名のみが逃亡に成功し、明治まで生き延びます。 その他の人はその場で闘死、あるいは自刃、あるいは獄死。 井伊直弼の首を落とした薩摩藩士、有村次左衛門は 重症を負って自決。 彼の享年は23だったそうです。 これ、数え年でしょ? うちの息子の一歳上くらい? ( ; _ ; ) この襲撃側は、それでも自分の意志で、自分の信念で 「桜田門外の変」を起こしたのだから、まだ救われると思います。 私が胸チクチクするのは、 その場に居合わせてしまった井伊直弼側の人たち。 井伊直弼の他、8人が死亡し、13人が負傷。 直弼の護衛に失敗した生存者に対しては、 軽傷者は全員切腹が命じられ、 無傷の者は士分から駕篭かきにいたるまで全員が斬首。 そして処分は本人のみならず親族にまで及んだのだそう(T-T) なぜそこまでするの? 連帯責任というやつ? ところで、「桜田十八士」の総指揮をした水戸藩士、関鉄之介という人。 彼は事件後、逃亡を続け、2年後に捕らえられて斬首されます。 それはいいんです。(いい?^^;) むしろ、私としては隊長だったのなら逃げるな、と言いたい。 何よりもやりきれないのは、 彼の愛人だった滝本いのという元吉原の妓。 鉄之介の潜伏の手助けをしたということで、 幕吏に捕らえられ牢獄で拷問により死にました。 23歳だったそうです ( ; _ ; ) 滝本いのがどんな気持ちで死んでいったのか、 誰にも推し量ることはできないけれど、 あるいは、彼女は幸福だと思って死んだのかもしれないけれど、 平和な時代にのほほんと生きている私には 本当に胸の痛むことです。 実はうちのダンナさまのご先祖には 幕末の志士がいて、禁門の変で敗れて自刃しました。 真木和泉らとともに「十七烈士」と言われ、 天王山に眠っています。 うちの家族も一度、このお墓まで行ってきました。 ものすごい山登りでしんどかった~~(^^;) でも実際、これでもし、 親族も処罰などという状況に陥っていたとしたら、 ダンナさまは生まれてこなかったかもしれない などと、ふと思ったりしました。 教科書には書かれていない「桜田門外の変」を 学習したひとときでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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