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カテゴリ:季節
4月1日(月) 今日から新年度。 晴れやかな青空が広がっています。 多くの方の新たな門出を祝うような、素晴らしいお天気です。 昨日は奥様とご近所の桜巡りをしましたが、 我が家の方は若干気温が低く、未だ満開とはなっていませんでした。 今日の日記は筑波山の最後。 筑波山頂駅でケーブルカーを降りて、しばらく周りの景色を眺めた後、 今回は御幸ヶ原から女体山山頂へ向かいました。 緩やかに登る岩だらけの道を進みます。 左側は緩斜面。 ここはカタクリの群生地で有名です。 もう少し季節が進みますと、カタクリのお花が咲き乱れます。 また、ミヤマホオジロという小鳥が観察できることでも有名です。 ゆっくりと進みながら注意深く見ていましたら、小さな群れが出てきてくれました。 皆♂のようでした。 名前の通りホオジロ科ホオジロ属の小鳥で、特にカシラダカと近縁のようです。 ミヤマ(深山)とされていますが、特に山深い所を好むわけでもないようです。 しかし関東地方では数が限られていて、平野部での観察機会がとても少ないとされます。 ミヤマホオジロは冬鳥です。 ユーラシア大陸東部で繁殖し、冬に日本に越冬しにやってきます。 日本の中でも西日本への渡りが多いとされ、 西日本の鳥好きさんには、もう少し馴染みがある野鳥かもしれません。 この斜面はお陽様が差している方向にありまともな逆光でした。 従ってきれいには撮れませんでした。 ♂は特に特徴がはっきりしていて判別しやすいですね。 カシラダカ同様、頭頂の冠羽が発達しています。 また、眼上部にある眉状の斑紋(眉斑)や喉が鮮やかな黄色で、 嘴の基部から眼を通り後頭部へ続く、過眼線が太く黒い帯となります。 更に黄色い喉の下には黒い逆三角形の模様があります。 これをエプロンをしているみたいだという人もいますね。 斯様に見れば直ぐ分かるのですが、なかなか見付けることができません。 やはり個体数はそれほど多くないのでしょう。 用心深い性格とも聞きます。 筑波山の参道には奇岩が多くあります。 女体山からつつじが丘に下りるコースの途中には、 特に多くの奇岩があることで知られています。 「弁慶七戻り」や「高天原」などは、なるほどと肯けるネーミングです。 この道もカタクリの群生地を通り過ぎると、セキレイ石、ガマ石と奇岩が出てきます。 これはガマ石です。 大きく空いた口の中に石を投げ入れることができると、 幸運が訪れると云われています。 お口の中は石だらけになっていますね。 これは全て、人々が投げ入れた石なのです。 道が空いていたのを幸いに、奥様と親爺も暫くムキになって遊んでしまいました。 どちらも複数回成功、したことにしておきましょう。 左の道は、ロープウェイの山頂駅に続いています。 このように大小の岩がごろごろした道が続いています。 女体山の山頂付近には、筑波山神社の女体山御本殿が建っています。 そこを目指してさらに登ります。 これが女体山御本殿です。 山頂の激しい風雨に耐えしっかりと建っていますね。 御本殿の裏手には天の浮橋と名付けられた橋が架かっています。 この上からの眺めも絶景です。 空にはおかしな形の雲が流れていました。 女体山山頂から見た男体山山頂です。 途中に見えるのは御幸ヶ原です。 頂上で写真を撮っていましたら、 奥様がスマホで親爺の写真を撮っていました。 アルプスのどこかの山の山頂で写真を撮っているようです。 女体山山頂は斑レイ岩の一枚岩。 多くの人に踏まれつるつるに磨かれているようでした。 滑らないよう慎重に足場を確かめます。 柵も何もありませんから、滑り落ちたら何処まで落ちるか分かりません。 北に延びる筑波山塊の山々。 八溝山地まで続いています。 東側には土浦の町とその向こうに広がる霞ケ浦がうっすらと見えました。 帰りは天の浮橋を渡って、つつじが丘から登る参道と合流します。 この後は御幸ヶ原に戻り小休止し、 筑波山頂駅から再びケーブルカーに乗って筑波山神社拝殿まで戻りました。 筑波山のお話はこれでお終い。 時刻は午後13時半頃。 さらに水戸を目指して車で移動です。 水戸に着いたのは15時頃で、まだ偕楽園のライトアップには早い時間です。 千波湖近くにある徳川ミュージアムを見学し、その後偕楽園に突入しました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.04.02 13:19:26
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