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テーマ:日々自然観察(9963)
カテゴリ:季節
5月25日(土) 昨日と今日は、我が町でも最高気温が30℃を超えてしまいました。 全国各地で35℃を超えているようです。 いやはや何とも暑いですね。 まだ5月なのに・・・。 身体も心も慣れていないので、一層暑く感じてしまいます。 しかし、それも日向だけ。 湿度が低いので日陰は意外に爽やかです。 明日はなお一層暑くなる予報。 外出する際は、なるべく日陰を渡り歩いたほうが良いでしょうね。 一昨日の木曜日に、久し振りに水海道あすなろの里に出かけました。 ここには今年になってお知り合いになった、坂入真史さんの職場でもあります。 坂入さんは常総市の職員であり、日本自然保護協会の自然観察指導員もされています。 親爺が北海道にでかけるアジェンダの一つには、 小樽市で開催される自然観察指導員講習会に参加するというものがあります。 その講習会のことを教えてくれた方が坂入さんなのです。 まだお若いのに実にしっかりした方です。 特に待ち合わせというわけではありませんので、訪う旨だけ連絡し、 到着して受付をしてあと、しばらく園内をぶらぶらしてみます。 校外学習で宿泊した小学生たちの姿が見えます。 あすなろの里は、茨城県側の利根川水系菅生沼を囲む広大な自然環境の中にあり、 様々な生き物の姿を観ることができる、実地体験学習型の研修施設です。 人の姿もほとんど無く、 鳥たちの囀りを聞きながら、リラックスできるお散歩でした。 最初に目の前に姿を見せてくれたのがコゲラ。 かわいいキツツキです。 珍しく集団で姿を見せてくれます。 ちょっと分かり難いのですが、この中には三羽が写っています。 ご飯を探しながら幹を上へと登っていきます。 コナラの幹に空いた洞を覗いています。 子育ての巣になる場所を探していたのでしょうか。 ここで坂入さんから連絡が入ります。 何でもこの日の午前中は、幼稚園生と田圃で田植えの実習だとのこと。 親爺も見学しようとそちらに向かいます。 田圃に降りる坂道の途中で、メジロの夫婦に出会いました。 「チィ、チィ」と聞こえる鳴き声がとても近くです。 直ぐ目の前の笹薮から一羽が顔を覗かせていました。 それがトップの写真です。 近すぎる上に大慌てでしたのでフォーカスが合っていませんね。 しかし、かえって良い塩梅に暈けました。 ソフトフォーカスの写真のようです。 ファインダーを覗いた時は、何か珍種の鳥かと思ってしまいましたよ。 光線の当たり具合のせいか、喉元から胸がきれいなオレンジ色に見えたのです。 キビタキにしては極端に身体が小さい。 しばらく観察していましたらメジロと判明。 二羽で樹の枝と笹薮の中を往復しています。 何をしているのだろうと写真を撮りましたら、口に虫を咥えていました。 たぶん子育て中なのでしょう。 ヒナは盛んに昆虫類を食します。 急速に成長するためには高タンパクのお食事が必要なのでしょう。 昆虫は蜘蛛のようですね。 親爺のことを警戒して、ご飯を咥えたまま巣には向かわないようです。 逃げ去ったりもしないので、おそらく直ぐ近くにヒナのいる巣があったのでしょう。 ちょっと困った親爺が通りがかってしまったな、と思われていたのではないでしょうか。 これ以上観ていますと子育てのお邪魔になりますので早々に退散。 近くの梢にはカラスの姿もありました。 人が小鳥の巣の傍に長時間いたがために、 ヒナがカラスに襲われるということは間々あるようなのです。 カラスは頭が良いですからね。 人の動きも観察しているようです。 鳥の子育てを観察する場合には、このようなことも配慮しなくてはなりません。 人気のある鳥の子育てのシーンなどは、多くの人が写真を撮りたがります。 三脚がずらりと並び列をなすようなこともあるようです。 親爺は群れるのが嫌いですから、このようなことはしませんけどね。 これは間違いなく子育て中の一家にはストレスを与えます。 人だってお家の中をジロジロ観られたら嫌でしょ。 下手をしたら犯罪です。 また、鳥たちはそれぞれ導線を持っています。 これを切られると巣に近づくこともできません。 そっと微笑ましい姿を見せていただく、 それぐらいの心がけが丁度良いのではと思いますが如何でしょうか。 さて、田圃まで下りていきましたが、幼稚園生の姿は見当たりません。 まだ時間が早いのかと思い、一旦事務所の方に戻ることにしました。 続きは明日の日記です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.05.26 16:59:24
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