カテゴリ:笑い
「自分の初めての本が出たら、すぐさま書店に見に行く」
というのが普通なのかもしれません。 ですが、本が出た頃、私はキャンペーンの準備などで忙しく、とても近隣の大型書店まで足を運ぶ余裕がありませんでした。 「並んでいるのを見ましたよ!」「キャンペーン待てずに買っちゃいました!」という嬉しい報告を目にしながら、実は私は書店で見ていなかったのです。 ようやく地元の本屋に行ってみたのですが… 「ナイ!」 こうなったら、「書店で本を見ない記録」を延ばしちゃおうと、地元のもっと大きな書店をチェックしに行くのもやめました。 結局、私がこの目で書店に並んだ本を見たのは、ポップを置きに初めて回った渋谷・旭屋書店で、本が出て10日以上経ってからのことだったのです。 イラストレーターの金内さんにそう言ったら、「出たらすぐに見に行きますよ~」と言われました…(普通そーですよね(笑))。 なんでしょう、自分の書いた本というのは、自分のやった成果、というよりも自分の子供みたいなものです。 「オレのやったことを見てくれよ!」 というよりも、 「うひゃー、いるいるっ。ちゃーんといい子にして並んでるっ。きゃー(*><*)」 みたいな感じなんですね(笑)。 我が子の授業参観を嬉しはずかし眺めているような気分なのです。 (イヤ、私には夫も子供もいないのですが。。(笑)) 昨日、地元の本屋に行きました。 そうしたら。。。な、なんと1冊、差し(書棚に差してある)で置いてあったのです! 私は最初ビジネス書のあたりを探していてなかったのですが、女性向自己啓発のコーナーがひっそりとあり、そこにずっとあったのですね! い、いる~~~!! …そして。。そして私は。。。 イケナイ初体験をしてしまいました。 差してある本を、一番高く平積みしてあった、慎原敬之の新刊の上に置いたのです!(笑) コレは、金内さんや編集さんと話していたとき 「やるやる!」とみんなが言っていて、私がやっていなかったことです(笑)。 子供の頃から通っていた地元の本屋に平積みになっている自分の本… なんて優しい色合いの、ステキな表紙なんでしょう。 ウットリです…(イヤ、本当は平積みじゃないんですが(爆)) 板橋区で働く友人と話していたら、不思議なことを言っていました。 「小さな書店に行ったら、1冊あったのよ。それもね、平積みしてあるほかの本の上に」 ええっ??そ、それは、 1.手に取ったものの、書棚に戻すのがメンドくて下に置いた 2.誰かが、本を目立つように平で置いてくれた の二択しかないじゃないですか!しかも、2のほうが可能性が高いじゃないですか! 「板橋に友達いる?」 私はブンブン首を振りました。 「いないっ!」 …私の知らないどこかで、私の知らない誰かが、 「いい本だよ。気が付いてね」って置いてくれたのかと思うと、涙が出るくらい嬉しかったです。 これから書店を見かけたら、片っ端から入って、差しだったら平積みの上に置こうと思いました。 よかったら、このイケナイ仲間に一緒になってください(笑)。 その前に、「差しの本を平で置く」イケナイ初体験を済ませてくださいね(^_-)-☆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004年10月07日 09時34分49秒
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