カテゴリ:カテゴリ未分類
病院まで持ちこたえたのなら、脊髄損傷で死ぬことはありません。
WTDな生が待っています。 WTD=worse than death/dead あのときに終わっていた方が楽だった、これは確信しています。 (聞かされた方は楽しくない台詞でしょうから、人前で口にしたことはありません) 今の状況でも、お酒や料理をうまいと思うことはあります。お笑い番組を観て大笑いもします。謎解きを楽しむし、刺激に興奮もします。でも、生きていて良かったと思ったことはありません。 状況に関係なく、生きる喜びとか人生の楽しみとかは意識しにくいものなのかもしれません。しかし苦しみは容赦ありません。これでもかと思い知らせてくれます。 夏場の身体状態は最悪です。エアコンの効いた部屋でアイスノンをあてて寝て冷たいものを飲む。そんな王様のような待遇でも悪い気分は収まりません。眠ることが逃げ道ですが、気持ち悪すぎてこれさえままなりません。真夜中でも非常事態は訪れます。自分で対処できるわけもなく家人を起こします。夏が終われば最悪の状態が去ることは知っています。最悪の状態が去ったところで、4匹の悪魔に苦しめられ続けることもわかっています。だから夏場は、今すぐ終わりにしたいと思います。一日に何度も思います。 4匹の悪魔:下肢麻痺、排泄不能、異常知覚、上肢麻痺 「生きているのではない。生かされているんだ」と言う人がいます。 私を生かしている存在がいるとして、私が苦しんでいることを知っているのでしょうか。私が別の道を望んでいることを知っているのでしょうか。苦しませるために生かす、何かの罰でしょうか。生きろしかし苦しむな、ですか。どちらか選ばせてもらえませんか。 「運命はその人が耐えきれるだけの重荷しか負わせない」とか。 耐えきれていません。背負った重荷につぶされて一歩も歩けない状態です。立ち往生した私と背中の荷物を周りの人が抱えて前に運んでくれます。背中の荷物は私だけのものです。彼らが手伝う筋合いはありません。 「生き延びたのには理由がある。使命を果たせということだ」とも。 四肢麻痺のケーソンになにができますか。使命があるのなら受傷の前に押しつけてください。あっと言う間に片付けていましたから。 今すぐ終わりにした方が楽です。 それでも生き続けるしかありません。 あの日以来死ぬことは怖くありません。自分の死んだ後を考えます。あの日以来神に祈ったことも、仏を拝んだこともありません。葬式仏教はご免です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.02.23 09:02:02
|