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A to Z of SCI

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2007.05.25
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カテゴリ:カテゴリ未分類
あるホームページから;
"歩けるようになるためには何をすればよいですか?
脊髄損傷の者が歩くために必要な要素が3つあると考えています;
1)心:歩きたいという強い意志-WILL
2)技:不全麻痺の者が歩くための技術-SKILL
3)体:少しでも動く下肢-I.L.L.(Ignited Lower Limb)
歩行は3要素の足し算でなく掛け算で決まると思います。つまりゼロに何を掛けてもゼロになります。3要素のうちどの一つが欠けても歩くことは難しいでしょう。
心と体の問題は誰も助けることはできません。技については努力の余地があります。 ARUKITAIは脊髄損傷に伴う不全麻痺の者が歩きを取り戻すための鍛錬に関する知識と知恵を共有する場です。(2006.11.01)"

瞬間的に運動ができるかどうかは上の3要素の掛け算かもしれませんが、長期のリハビリの成果は別の掛け算になります。進度と時間が掛け合わせる要素です。例えば、スクワットの回数を毎週1回ずつ増やすことにします。初日は1回から始めても、1ヶ月後には4回できるようになります。目に見える成果です。安心したくもなります。
二つのものを掛け合わせれば何らかの答えは出ます。このリハビリは正しいのでしょうか。

確認は割り算で行います。
1年後には100回のスクワットができる身体になっている、と心に決めても、スクワットの回数を毎週1回ずつ増やす進度では2年かかります。本気で1年で仕上げるのならば、進度を2倍にするしかありません。
40cmの椅子から立ち上がるためには、40cmの高さまで沈み込んで立ち上がるスクワットをこなせる肉体が必要です。立位での尻の位置が90cmであれば50cm沈み込まねばなりません。スクワットのストロークを毎週1cmずつ増やしても1年かかります。何週間も同じスクワットを続けていては、更に完成が遅れます。

リハビリの進度を高めるのは至難の業です。誰も好きこのんでぐずぐずはしていません。でも、自分で自分にムチを入れないと、ほかに導いてくれる人もいません。
量だけの問題でもありません。
大事なのはリハビリの方向と中身です。
このリハビリを続けて本当に歩けるようになるだろうか、
このペースで続けていったいいつゴールに着くのだろうか、
いつも思います。





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Last updated  2007.05.25 10:54:30


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