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A to Z of SCI

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2008.03.25
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病院のベッドでは天井ばかり見つめていました。頸椎の手術をして首が回せない上に、起立性低血圧のためベッドを起こせないのだから仕方ありません。石膏ボードの継ぎ目、矩形や円形の照明器具、後付のカーテンレールの鈍い銀色。幾何学模様で遊びながら時間を潰していました。
今でもよく天井を見ます。ベッドで休んでいるとき、電動車いすをチルトしているとき、目を閉じていなければ天井を見つめています。

天井という言葉は上限という意味で使われることがあります。青天井とは、青い空が上限である、すなわち、上限がないという意味です。

天井ばかり見つめていては、横になってばかりいては、リハビリは進みません。
天井が見えるのなら、その低さを嘆くのでなく、天井に手が届くところまで近づきます。実は軽い天井で上に押し上げることができるかもしれません。あるいは、天井に手が届くのであれば、部屋の外の青天井が見えるかもしれません。そこへの出口もあるかもしれません。

自分が今いる世界の上限を決めつけていたことを反省しています。
最近気持ちが上向きです。リハビリが計画以上に進んでいるからでしょう。





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Last updated  2008.03.25 15:27:05


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