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超!俺流

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2006年07月14日
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『その真っ黄色のヒヨコが…』

カキカキ…。

カキカキ…。

トントン…ガチャ。
『あなた、食事の仕度が出来たわよ。そこらへんにしてご飯にしましょう。』

『お~もうそんな時間か。すぐに降りるから先に食べてなさい、チヅル。』

タモツはペンを置き、大きな背伸びをしタバコに火をつけた。

自分でも限界を感じている。この作品の展開…。

今年の夏にある文学賞に出展するには、この程度の作品では入賞はおろか、最後まで目も通してもらえないだろう。

タモツは焦っていた。

チヅルと2人の子供との生活。

なんとしても、今回の作品で賞をとらねばと。

窓の外に広がる夕焼けにタバコをもみ消し、タモツは一つ大きなため息をついた。

『よしっ、一から書き直そう。』

そう決めたタモツは、家族の待つ食卓へと急いだ。

タモツの夏はここから始まるのであった…。


次回は『じゅくちょの独り言』にて更新です~。





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Last updated  2006年07月14日 14時03分33秒
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化楽のマー暴4585

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