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漫画家・写真家玉地俊雄 紫煙のゆらぎ

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2016.11.25
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カテゴリ:音楽のススメ

SACD








音楽のススメ ・ Muse bless to Kyohei Sorita for now






反田恭平のラフマニノフを聴いてみた。

Mousai ( 音楽・芸術の女神 ) の加護がひとまずは反田恭平さんにあったようですね。

ピアニストとして世界に認められるぺく、
反田キャラを立てるべく差別化を深く意識し努力と研鑽を重ねに重ね、
ある種蛮勇をふるってまで勝負を仕掛けた大曲、
ラフマニノフに Muse - Music の女神は微笑み続けてくれるでしょうか ?

当分はラフマニノフで食っていけますが、
聴衆と呼ばれるロバの耳は差別化された名曲をウノメタカノメで舌なめずりをするのです。




反田恭平




耐えて答えなければ食べ続けてはゆけません。

時に繊細で唐突として力強く、
そして、
朗々としすぎるかの感のあるラフマニノフの第 2 協奏曲は、
確かに反田恭平にしか弾けない Music であり、
ピアニストとして独り立ちするに充分な個性的秀作ですが、
反田恭平の 98 % をぶつけた感があり、
果たして次の 1 手が出せないのか出来るのか出ないのかがちょっと気がかりです。




ラン・ラン




1 発屋で終わらずさらに高みを目指し、
ピアニストとしての世界的真価をより明確に確立するには、
今後、
パカニーニ・ラプソディの第 18 変奏等での、
粘~る特質のある音楽観が、
受け入れられるか否かが普遍的問題として立ちはだかってゆくでしょう。

ラン・ランの録音は曖昧だが豪華絢爛な響きですが、
ハガニーニの主題によるラプソディでは流石の深い響きと貫かれた音楽的自信で弾かれています。






Ronan O'Hara




2016 年の日本コロムビアによる最録音は、
微細かつダイナミックなピアノの響きを丸裸にしたような録音で、
第 2 楽章のカデンツァでの、
最低音域の唸ねるような響きあいの終結部での、
ペダルから突然足を離したのが個人的に  ドキッ !  としてとても斬新 ・?念でした。

この部分は徳にLIVEで聴くスタインウエイの美しさはとうてい録音の範疇外です。

でもペダルを有効に踏み続けるRonan O’Hara さんの、
グリーグのピアノ協奏曲も是非参考になさってみてはいかがなものでしょうか。





Chopin




ワルソーでの Chopin のライブの第 3 楽章終結部で、
アルゲリッチのピアノが鳴り終って、
オーケストラがまだ演奏しているのに観衆全員が大声をあげています。

猛烈でセンチメンタリックなショパンに興奮と激情を抑えにおさえた結果が爆発したのです。

ショパンとチャイコフスキィーにはいずれ挑戦せねばならない曲です。
アルゲリッチのワルソーでのライブを超える事をしますか、




Tchaikovsky




この、
ヘラクレス・ザールでのライブよりもっともっと烈しいチャイコフスキィーには閉口します。

どうですか自信を持って突き破りますか。
それとも無視しますか。

1 - 2 年後を目安に、
とりあえずブラームスの第2協奏曲かシューマンの協奏曲、
あたりにチャレンジしてみてはいかかでしょう。

あなたは追う立場であり追われる立ち居地に座ったのですから、
チャレンジを恐れずさらに次の良い音楽を造り続ける充電と放電を期待します。

僕は反田恭平さんに期待を込めて先行投資しました。
とても面白く聴かせてもらってます。


                                    玉地 俊雄





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最終更新日  2016.11.25 09:32:41



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