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カテゴリ:映画
友達に誘われて「ホテル ルワンダ」観てきました。 有楽町で21:30~のレイトショーです。 ![]() 誘われた映画だったので、最初まったく内容を知らずに行きました。 で、観終わった感想は、、 「一人でも多くの日本人に観てもらいたい・・」 一言で言ってしまえば「シンドラーのリスト」のルワンダ版。 1994年ルワンダにおてい100日間で100万人が大虐殺された 事が題材となったお話しです。 「シンドラーのリスト」と違うところは、民族の戦いってところ。 支配していた「フツ族」が別の民族の「ツチ族」と土地と権力を 奪い合い何百年にもわたって復讐に復讐を重ねて多くの国民が 民兵となって戦うのです。 この映画の主人公はホテルの支配人。 最後まで誇りと尊厳を保ちながら1268人の難民となった 国民を救います。 もちろん、実話。 映画の冒頭で情勢が不安定なルワンダを取材するために アメリカからきた記者がホテルのバーで隣に座っている女性に 「あなたはどっち?」と聞き「私はフツ」。 そのフツ族の女性と仲良く話しをしていたもう一人の女性にも 「あなたは?」と聞き「私は友達。。。ツチよ」と。 アメリカ人の記者は「どっちがどっちがまったく見分けがつかないね」 というシーンがあるんだけど、私はここがとても大事なシーンなんだと 思った。 まったく見分けが付かない同じ国民が土地と権力を奪い合う為に 殺しあうばからしさ。。 でもね、よく考えてみると、日本はほぼ単一民族(アイヌと沖縄民族が あるので100%ではないけど)で宗教色も強くない国なので 同じ国民同士で争う感情は絶対にわかってはあげられないんだよね。。 イスラエルとパレスチナもそう。 800年にもわたり領土と権力の取り合い。。 どちらかと言えばここは宗教の問題が大きいけど。 今生きている人達が何かをされたわけじゃない。 ただ、過去にされたことが復讐となって今に恨みを晴らしている。。 ひたすらその繰り返し。。 あるシーンでは主人公であるホテルの支配人が 「(虐殺されている)シーンが世界中に流れたら、助けにきてくれる」 その問いかけに、アメリカ人のTVクルーは 「残念ながら、来ないよ。。西側の人はTVで流れるニュースをみて ”大変だね””かわいそう”っていいながら、夕飯を食べるんだ。。」 まさに・・ だからと言って現実問題何もできないし。。 (今自分が抱えている問題で手一杯、、って比べる次元が 全然違うけど。。) でも、これからはそういう事実を知ったとき ニュースでは「100万人が、、、」と人間をひとくくりに してしまうけど、現実には映画でみたような事があったという事を 必ず思い出そうと思いました。 まずはそこから・・ 映画には残虐シーンは出てきません。 お話しのメインは支配人の勇気ある行動にクローズアップされて いるので。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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