紹介文
最初の被害者は耳を切り取られ、さらに別人の小指を耳穴に差していた―。指は死後切断と断定され、連続殺人事件として捜査が始まる。続いて舌を切られ、前の被害者の耳を咥えた死体が見つかった。大阪府警捜査一課海部班の久松刑事を中心とした捜査は、真犯人へとたどり着けるのか?犯人側と捜査側、過去と現在の視点が複雑に交わりつつ、事件の全貌が明らかにされていく。
“彼”という殺人犯の視点とその周囲の視点でのストーリーが
交差するのですが“彼”がなぜこんな殺人をするのかが
大分後まで説明されません。
でも、最初のほう読んだだけで“彼”がだれなのか
わかっちゃいました。
前にも似たような本、読んだことあるような。
“彼”という殺人犯の視点とその周囲の視点でのストーリーが
交差するのですが“彼”がなぜこんな殺人をするのかが
大分後まで説明されません。
でも、最初のほう読んだだけで“彼”がだれなのか
わかっちゃいました。
前にも似たような本、読んだことあるような。
でもこういうトリックがあるって考えると、
生活反応ってあんまり当てにならないですよね。
犯人はすぐ分かるんだけど、動機がちょっと“?“
一応、ヤクザの汚い連中にだまされた挙句
妹を殺された恨みってことらしいですが
第一この“彼”だってそのヤクザの一味として
普通の人たちを騙して倒産させたり心中させたりしてるわけで。
ある意味、素人巻き込んでるだけ
アンタの方が悪人。
コイツのせいで倒産させられた宝石商が恨んで
この一連の犯行を犯すならともかく
アンタだって文句を言えた筋じゃぁないでしょうがっ。
とまずこのストリーのメインの“彼”に
感情移入できない。
“彼”だけじゃなくてこの小説の主人公、
どれもこれも感情移入なんかできない人物ばっかり。
しかも、殺人はすごく冷静かつ明晰におこなっているのに
騙されたいきさつがおそまつ。
こんなに肝が据わっててきっちり仕事(殺人)できる人なら
こんなバカな騙され方なんかしないでもっと
その筋で出世しただろうにと思いマス。
なので、なんだかよくわかんないけど
単に同じ穴の狢がけんかしてるだけの話??
で、何が言いたいわけ?という
感想しかもてませんでした。
一応最後まで読んだけど、だからどうしたというもんでもない
本でした。