紹介文
いつまでこんな事を許しておくのか!横田めぐみさんが消息を絶ってから四半世紀、さまざまな「失踪事件」が「拉致」であることは周知となりつつある。そして八尾恵証言で有本恵子さん誘拐への「よど号」グループの関与が暴露されるに及び未曾有の国家犯罪が白日に曝された。読者よ、家族の痛切な叫びを聞け。
あとがきの第2版追記、は2002年の9月になっているので
この”あとがき”直後の10月に曽我さんら5人の帰国が
実現し拉致問題は大きく動いたんですね。
デラ無視を続けていた北朝鮮が拉致を認めてから”一時”帰国まで
結構あっという間だった記憶があるけれどなにしろ認めるまで時間がかかりましたからねぇ。
・・・30年ほど。
また一時帰国者がまた北朝鮮に行くことはないと思ったけれど
確かお子さんたちは北朝鮮に置いたままの帰国、
それって帰らなかったらお子さんたちはどうなっちゃうの?と
ハラハラした記憶が。
曽我さんの場合はインドネシアで家族との再会でしたよねぇ。
それが2004年でもう6年前。
この本はその前の拉致問題がほとんど知られていない頃からの
横田めぐみさん、蓮池さんご夫妻の失踪状況やレバノン人の
拉致被害者などその周辺の情報をドキュメンタリー式にまとめた
ものですが何しろこの本の発行後に大きく進展があったので
これだけ読んでも物足りなくてあちこち検索。
しかしかなり初期から活動をしている横田さんが帰国どころか
まだ安否も確認できていないのが気になるところ。
北朝鮮側は遺骨の返還をしてきたけれどDNA鑑定では
別人だったとか鑑定の仕方に問題があるとか何回も焼かれていて
鑑定できないはずだとか、とにかく特にめぐみさんに関して
北朝鮮は頑なな気がするのはワタシだけ?
決してご家族の救済運動が悪いとは思わないのですが
あまり正面切った直球勝負ではあぁいったキチガイ国の場合ヘソをまげてしまうことも
あるのかなと。
それに、”家族を返して”という訴えは切実な物であるけれども
アメリカくんだりまで行って”日本国民の総意として”
経済封鎖を訴えたりするのには違和感を感じるのもワタシだけ?
キモチはわかる気もするけれど政治に利用されワケがわからなくなっている感がある家族会。
暗礁に乗り上げ、国民の関心も薄れてしまった感じの今
基本に立ち戻るって言うのも一手かと。