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紹介文
「昭和」という時代が匂い立つ社会派ミステリーの傑作!平成2年12月、警視庁にもたらされた一本のタレ込み情報。15年前に自殺として処理された女性教師の墜落死は、実は殺人事件だった―しかも犯人は、教え子の男子高校生3人だという。時効まで24時間。事件解明に総力を挙げる捜査陣は、女性教師の死と絡み合う15年前の「ルパン作戦」に遡っていく。「ルパン作戦」―3人のツッパリ高校生が決行した破天荒な期末テスト奪取計画には、時を超えた驚愕の結末が待っていた…。昭和の日本を震撼させた「三億円事件」までをも取り込んだ複眼的ミステリーは、まさに横山秀夫の原点。人気絶頂の著者がデビュー前に書いた“幻の処女作”が、15年の時を経て、ついにベールを脱いだ。第9回サントリーミステリー大賞佳作。
【中古】文庫 ルパンの消息【10P13Jun11】【画】
3億円事件の重要容疑者が、当時犯人逮捕のキーワードとして
注目されていた巣鴨に『ルパン』という喫茶店を経営するって・・。
すごすぎー。
それにしても3億円事件と、こう言っては何ですが
15年も前の一介の女教師の死を同等に扱うことって
警察という組織ではありえるんでしょうか?
しかも15年前に自殺として処理してしまっている事件なのだから
メンツなんか考えると警察一丸となって血眼で再捜査って
あんまり現実的じゃない気もしますが。
でも24時間後に事項が成立するというタイムリミットのある中
容疑者の15年前の供述により浮き出される女教師の
死の真実はなかなか読んでて引き込まれます。
そこに少々出来すぎな設定な気もしますが3億円事件が絡まってきて
最後、ほーそうだったかーと終了。
まぁやっぱり最後には個人的なことで警察全体が動くって
ありえないんじゃないかなーなんて思っちゃいましたが。
チャーシューメン食べたい。
そういえば登録しっぱなしだったのを思い出しました(照)
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