タンザニアから響く音

企画段階なのでブログに書くのはどうかと思ったけど、
昨日ラフの案が送られてきたので、書いちゃいます。

現在、タンザニアのアーティストを主体にしたミュージカルの製作企画が進んでいます。
製作側よりキャスト＆大まかなストーリーが上がってきました。

日本の観客にリアルで分かりやすいものであると同時に、
演じるタンザニアのアーティストが共感を持って演じられる登場人物にしたいので、
背景のアフリカの文化や状況を、現在説明中といったところです。
通訳（＆コーディネーター）の枠を超えた仕事ではありますが、楽しいです。

タイトルは「モッタイナイ」で進んでいます。
ノーベル賞を受賞したケニアのマータイさんが有名にした言葉です。
ミュージカルでは環境問題でのモッタイナイではなく、
「モッタイナイ」毎日を送っていないかい？という問いかけを、
アフリカの視点を通じて、日本の若者に投げかけるものだそうです。

この企画を聞いた時に、私は心から「そうだ」って思いました。

タンザニアで目にした、嬉しそうに辞書を読む学生や、
プラスチックバックで作ったサッカーボールで遊ぶ子ども達、
バス停のウルサイ（って思っていた）客引きの若者たち、
とにかく、みんな良いにしろ悪いにしろ、ひたむきに生きている。

そんなパワーが一杯のミュージカルにできたらと思います。
また製作の様子をこのブログで紹介していきますね。