季刊「銀花」第三十六号(1978年冬号)
やれやれ、お休みのあいだ中、毎日雨降ってたのに、火曜日ってば、晴れ!、なんてこったい。というのはさておき、昨日の小夜子さん画像で紹介しましたが、昔ね、季刊銀花っていう、そりゃあもう美しい写真が毎号載ってる雑誌があったんです。出版元は文化出版局...とか書いて検索したら、なんとっ!今も出てるじゃないですか!は~、びっくりした!何年か前に、休刊になったとばっかり思ってた。それもさておき当時人間のおとうさんは、今よりもず~っと暇な時間があったので本屋さんとか、古本屋さんとか、レコード屋さんとか、喫茶店とか入り浸ってたですよ。...ほら、ワシってば、インドアなヤツだし。で、この「季刊銀花」、すっごく楽しみにしてたです。あ、楽しみにしてたけど、買ってたわけではないっす。立ち読み。だってね、1冊900円っすよ、季刊とはいえ900円、雑誌のくせして900円。30年前の900円ワシ的には、「版画芸術」と「季刊銀花」、二大高い雑誌、買えまっしぇん。買えないんだけれども、両方とも、印刷とかがすっごい綺麗で本屋さんで、欲しいな~、でもな~、とか、ため息つきながら眺めてた。で、結局、持ってる「季刊銀花」はこれ1冊っきりです。買ったのは、もちろん、山口小夜子さんの、昨日ご紹介の久保田一竹さんの辻が花を羽織った写真が死ぬほど綺麗で、解題が塚本邦雄さんなんてごーかなんだっ!ってこってす。この雑誌は、表紙が二つあって、小夜子さんご登場は、こちら↓特集2 日本の赤そだ、もっかい載せちゃおう、辻が花。こちら↓からくれなゐこれら小夜子さんと、もひとつ。こちら↓涙湖に血がしたたる解題〔海猫〕目の縁を朱に染め、口の先端にも朱を浮かべて、ニャオーニャオーと鳴き叫び、海風に胸毛をそよがせるその姿は、優しくもすさまじい。人を見ても恐れない。むしろ人もなげに、頭から肩、背へとかすめ飛ぶほどの度胸である。この島を訪れた人が、黙って立ちすくんでいたら、おそらくこの白い鳥は、人にとまるだろう。かつて、この海猫の棲息する蕪島は、亡骸の風葬の地であった。これが、すっごく良くてね。そんだけじゃなくって、特集1こちら↓祈りの版畫これも、すっごく良くて、ちなみに、表紙構成は、杉浦康平さんです。たとえば、こちら↓版木の写真も、綺麗でそれに、こちら↓梵字も綺麗に印刷されてて、こちらも↓摺った畫もほんとうに綺麗でさらにさらにこちら↓なんと!地蔵菩薩の朱印をほんとうに捺したものがついてる!(六種類あるらしいんですけど、本屋さんにあったの全部眺めて、これにした)羽黒山荒沢寺―山形県東田川郡羽黒町いやあ、こっれは買うしかないでしょう!...というわけなのでした。もうひとつ。じつは09月19日の記事は、これにしようってちょっと前から決めてました。なんでかっていうと09月19日は、築地本願寺で山口小夜子さんをお送りする会があるわけで人間のおとうさんは、単なる昔っからのファンに過ぎないから行けないしね。祈るのがいちばん。というかそれしかできないからね。祈りの黒。黒は、小夜子さんに、とってもよく似合う。←頭を垂れて ポチ人気blogランキングへ←合掌 ポチきょうの小夜子さん画像―ファイナル1982年ころか1984年ころ。PARCO西武劇場であった山口小夜子の世界「小夜子」A1サイズ?のでっかいポスター人間のおとうさんが見てきたわけではありません。当時? 入り浸ってた喫茶店、札幌の大学近くのDUGっていう喫茶店のマスターが観てきてポスター買って「ともるー、これ!」って見せてくれて、しばらくDUGに貼ってた。泣いて頼んで、必死に懇願して、マスターがくださったのでした。も~宝物。これも、ファイナイルに使おうと、ず~っと思ってました。写真:横須賀功光さん出演:山口小夜子さん、清水紘治さん、 山佳泰子さん、河田ナオミさん、潘星会子さん、高司甲子さん、原正子さん、深山エダさん、安珠玲永さん、高田喜代美さん、嶋あきこさん、中嶋久美子さん、藤島くみさん、高橋佐知さんスタッフ:重延浩さん、佐藤憲吉さん、沢田祐二さん、伊藤五郎さん、高橋巌さん、山本寛斎さん、名倉加代子さん、種倉保夫さんあ、でも~、2001年01月01日の資生堂全面広告とか、映画「杳子」や寺山修司さんの「中国の不思議な役人」(東京に出張行ったとき、偶然PARCOで「寺山修司の世界」やってて、売ってのたのでゲットした)のパンフとか、見つかったら、番外編やるかもしれない。あと、すいません。遅くなっちゃったんで、昨日の記事のリコメント遅れます。ごめんなさい。