117534 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

びーちぇの別館

びーちぇの別館

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2006/01/16
XML
カテゴリ:カテゴリ未分類
raku_towada.jpg

この美しい国はいったいどうなってしまうのでしょうか。

新しい年が明けても、なんだか心が痛むことばかりです。

国が危うくなった時には、歴史を振り返り、
民族が何を一番大事に受け継いできたのかを考えるべきと、
なんと縄文時代にも、弥生時代にも、
時のアマカミ、スヘラギ(天皇)は、書き記しておられるのです。

皇室典範改正について、日本文化研究所の井尻千男氏が重要なことをのべておられます。

歴史的正統性と言うのは、既にこの世にいない死者たちとの会話なんです。
2600年の日本の歴史の中で、
日本で生まれ、死んでいった全ての人の多数決をとってくれと私は言いたい。


これは真に大切なことだと思います。
歴史は過去の祖先との会話であり、お知恵を借りたり、アドバイスを頂く為に学ぶもの。
また、歴史を振り返ったその時点で「未来の人々」とも会話することだと思います、

これが、見えないけれど、法律や政治や経済や・・・
つまりは人が生きるということを、しっかりと支えているのです。
それを感じ取った時に、私達は安らかに生きていけると思います。
なのに、
そういう感性を捨てようとする流れが、大きくなっています。

白州正子さんの師匠であった青山二郎さんの言葉ですが、

「人の本当らしい言葉には血がない」

やれ、合理的思考だとか、科学的証明だとか・・・・
それはある意味、その時点の仮説に過ぎないのにね。
そして、
その合理的思考や科学的証明を実は、支えているもの。
見えないけれど何千年も培ってきた、この国の、この民族の感性。
見えないし、感じない人には分からないので「ほんとらしくない」かもしれないけど、
この何千年という時間に耐えて続いてきた暖かい「血のような」もの。

それを感じ取った時に、人は謙虚になり、
合理的思考も科学的証明も、その時点での仮説として認めることが出来、
その故に人に対して、仮説といえど説得力のあるものとなるのです。

そう、民族が伝えてきた古からの感性を取り戻さなければ、
本当の安らぎも平和もやってこないと私は信じます。

人よ・・・奢るなかれ。

人は過去の祖先がいたからこそ、存在が出来る。

なんでも現在の在りようや、やり方が正しいわけではないのです。
法律も憲法も・・・
むしろそれを支えているものの大事さを考えなくては。

今の法律に合っているものだけが正しいわけではない。
法律は変えられるし、変わるのですから。

人が変えられないもの、それを不文律と呼んでいます。

これこそが、民族の培ってきた見えない法則。
大自然の法則に添った、なにより正しいもの。
祖先と私達と、未来の人たちが従うべきものだと思います。

ゆえに「皇室典範」の重要部分を、現在の考え方などに合わせて変えるなどとは、
もってのほかと言わなければなりません。
伝統というものは不文律なのですから。

ことに、カミノヨ(祖先の世)を入れるならば、
ヲシテ文献での伝承部分であったとしても、
1万年もの間続いてきた「男系男子の皇統」を変えてしまうなどとは、
なんということでしょうか!

民族が生きて行くため、国が存続するための、
大自然の法則にも合致したリーダーのあり方が、この「男系男子」なのです。

最近の動物行動学でも、このことは証明されました。
つまり、一般のサル社会では母系集団をなしていますが、
より知能の高いチンパンジーを始め、大型サル類は男系社会で、
群れが存続していくのにはなにより大事な要素だということです。

             (産経新聞1/14 動物行動学 竹内久美子)

このように、伝統という長い時を経て続いてきたものは、
たとえ、その時点で理解できなくても、かならず深い真理を含んでいるものであり、
安易に覆すことは、許されないことなのです。

ここで女系天皇も可ということが法律で制定されれば、
それは自らの文化の否定であり、
日本建国の理念の否定であり、
大自然の法則をも否定するものであり、
そのゆえに国・民族の滅亡に繋がることになるでしょう。

新・へっぽこ時事放談さまのサイトで、
「歴史のレジティマシー(正統性)とは」が、詳しく書かれていますので、
お読みになって頂きたいと思います。

また、そちらの記事へのコメントで milestaさまが、
『白州次郎 占領を背負った男』を引いて書かれています。

皇室の在り方を論じる時に現行憲法を持ち出す人には、
『白州次郎 占領を背負った男』を是非読んでみて欲しい。
GHQでさえ当初は想像していなかった、やっつけ仕事だったということがわかります。
そして、憲法案が完成して報告を受けられた天皇陛下が

「皇室典範に関する天皇の留保権を再考できないか」
「堂上華族※は残せないか」

という二点を要望されたということも書いてあります。
が、時間がない(アメリカの都合)ため、そのままになったとのことです。
 ※堂上華族とは、五摂家(近衛、鷹司、九条、二条、一条)、
  九清華家のことで、藤原氏の流れを汲む名家です。
  詳しくはこちら


それまでの宮家の廃止なども、昭和天皇が心中深く嘆かれたことは、
もう、どなたもご存知だと思いますが。


青山二郎さんの言葉からもう一つ。

「精神的なものが精神をかくしてしまう」


いくら精神について語ったところで、その輝きをじかに感じるわけではない。
むしろ・・・その輝きをかくしているのではないか。

自戒を込めて。



1/20
アジアの真実」さまに、最新の情報がアップされました。三笠宮寛仁親王殿下の願われていることに、お答えするものです。
広く、伝えていこうではありませんか・・・





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2012/01/29 05:48:37 PM



© Rakuten Group, Inc.