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カテゴリ:その他
新卒採用業務に従事していた時の話です。 ひとりの女子学生が応募してきました。 クラブの先輩が働いていて、自分も一緒に働きたいと思ったそうです。 体育会系のクラブに所属している明朗快活な女子学生でした。 しかし、その年は、応募者が多く、不採用になってしまいました。 当時、合否について、不採用の時は、連絡をしないことにしていました。 連絡をしないことは、面接の時に、失礼をお詫びの上、説明していました。 理由は、確実に悲しい連絡になってしまうからです。 不採用なので、彼女にも連絡をしませんでした。 翌日、彼女から電話がありました。 念のため、確認をしたい、ということでした。 不採用であることをお詫びすると、急に声が小さくなってしまいました。 その様子から、本当に強く入社を希望していたことが伝わってきました。 自分に何かできることはないか、と一晩考えて、手紙を書きました。 履歴書の書き方、会社説明会や入社試験の対策、面接の受け方などについて、採用担当者だからわかることを書きました。 それから、1ヶ月もしないうちに、手紙が来ました。 内定が取れたことと、お礼の言葉が書かれていました。 良い結果が得られたので、ホッとしました。 さらに、数日後、就職部の先生から、お礼の電話がありました。 とても驚きました。(お世辞だと思いますが、私の手紙が役立ったそうです。) そのおかげで、その大学から、毎年、新入社員を採用できるようになりました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年06月29日 17時53分40秒
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