■担当者変更を組織強化のチャンスにする
【システム運用カイゼン】(2004.09.20)**********************************************************************■先ずは日記**********************************************************************本日は敬老の日です。しかし今日は、仕事に出ています。私は祖母が健在なのですが、今回は何もしないままでいます。私の場合、身近な人への感謝の気持ちを、普段から何かの形にしていくことが出来てません。例えば何気ない妻からの心遣いに、それに気付きながら「ありがとう」の言葉も口にしないでいる時があったり・・・。九州の両親や祖母へ、こちらから電話して近況を聞いたりだとか・・・。(向こうから連絡がくる方が断然多いのが現実)普段が出来てないんだから、こんな機会を大切にしていかないとダメですよね。今日仕事から帰ったら、電話でもしてみよう。元気な曾孫たちの声と一緒に。**********************************************************************■担当者変更を組織強化のチャンスにする**********************************************************************システム運用の現場も組織である以上、ローテーションや担当変更は必ず発生します。異動する担当者の仕事が、既存のメンバで対応出来るものであれば問題はないのですが、大抵の場合はその人しか知らないだとか、分からないといったものがあると思います。私の働いている現場でも、全くそのような状況にあります。ルーチンワークについては、属人性を無くすようにしていますが、業務や技術上の専門的知識を必要とするため、属人的にならざるを得ないものが、数多く存在します。さて、そんな状況で専門的な知識をもった人材の異動は、正直言って痛い。管理側もそうですし、後を引き継ぐ担当者もそうですよね。以前の私はそのような状況で、出て行く側だったり、引き継ぐ側だったりもしましたが、その時の上司に文句を言ったり、現場の仲間に愚痴を言ったりして、その状況の理不尽さに、あてもなく怒りをぶつけていました。でも今はちょっと考え方が変わりました。(変わったというより、気付いたと言った方が正解です)自分自身の立場が変わったこともあるのでしょう。つい先日ですが、現場である担当者が異動することとなりました。当然その担当も専属的な仕事を持っており、別の担当者へ引き継ぐこととなりました。引き継ぐこととなった担当者は全く納得しておらず、話しを聞いたところ、 ・「今の仕事もあるのに、更に大変になってしまう。」 ・「責任を持てない。」という気持ちでいたようです。多分その殆どは、時間とともに解決していくだと思います。(本人も大抵そのことは分かっています)ただ、目の前にある不安の方が大きく冷静さを欠いてしまい、思考停止に陥り不安だけが増大しているのです。しかし結果として一番苦労するのは、引き継ぐ本人であるのは事実。だからこそ、その不満や不安に対する十分な説明や、フォローが大切だと思うのです。本人が目的を理解し、引き継ぐ上での問題を一つひとつ解決していくためには、重要なことですよね。そんなの仕事だから仕方ない、と言われる方もいらっしゃると思います。短期的に見た場合、それでも良いのかもしれません。でも組織の中の人達それぞれが、 ●目的意識・問題意識を持ち、 ●その意識を具体的な行動にして、 ●実現したり解決したりする。また、 ●お互いの信頼関係を深める。ということを望むのであれば、「仕事だから・・・」とは言ってられません。長期的に組織を強くしていくためには、メンバ個々の意識と、それに伴う行動、そして互いの信頼関係が最大のパワーとなります。担当変更が発生した場合、「仕事なんだから・・・」と、頭ごなしに作業をさせる、させられるのではなく、目的意識、問題意識、信頼関係を育むチャンスです。十分な対話によって、意識を共有し互いの関係を深めましょう。★システム運用カイゼンのポイント★担当者変更は、目的意識、問題意識、信頼関係を育むチャンスだ。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【システム運用カイゼン】Copyright (c) 2004 Tatsuro Fukuda. All rights reserved.━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━