|
カテゴリ:国内旅行365
こんにちは。
本日は、「おもしろ歴史ウォーキング 首都圏編」からのネタです。
それは、第5章の『 大山詣でで栄えた大山街道・橋本宿の歴史文化に触れる旅 神奈川県相模原市 』 。
諸事情があって、冒頭の部分だけですが…。
すべての記事は、こちらですよ。
是非、本書もご覧いただければ幸いです。
ちなみに記事は、少し前に訪れたときのもの。取材した頃のように、何の心配もなく出歩ける日が返ってくることを祈っています。
1.大山詣で栄えた橋本宿
今回、歩くのは、神奈川県相模原市橋本駅周辺。以前、JR横浜線に乗ったとき、それぞれの駅周辺のウォーキングマップをもらったことがあります。
昔、この方面で仕事をしたとき、ほとんどの駅で降りた記憶がありますが、橋本駅周辺は行ったことがなかったと思い出しました。マップをよく見ると、江戸時代、大山道の橋本宿として賑わったところらしい。
大山道とは、当時、関東の各地から、相模国の大山阿夫利神社への参詣者が通った古道の総称だとか。そういえば、東京から静岡県の沼津を結ぶ国道246号線も大山道のひとつなのでした。
ちなみに、大山は雨乞いに霊験のある山として知られ、昔から農民たちの山岳信仰の対象とされてきたらしい。大山にある大山阿夫利神社は、日照りや飢饉が続くと、多くの農民達が参詣に訪れたそうな。江戸時代には関東地方各地で「大山講」が組織され、多くの庶民が訪れたのですね。
アップダウンもあまりなさそうだし、距離も7キロほどなので、二日前に捻挫して足を引きづっていても歩けるのではないかと思いました。
…ということで、ゴールデンウィークの終盤、橋本駅にやってきました。観光地ではないのに、意外と混んでいます。皆、同じ方向へ歩いていくので、私も行ってみることにします。 いつもは、早足で歩くのに、今日はみんなに追い越されるのが新鮮な感覚でしたね。ゆっくり歩くのも、景色がじっくり見られていいかも。
2.正義の味方にも出会えるアリオ橋本
神奈川県立相原高校のグラウンドに沿って歩いていくと、巨大なショッピングセンターが…。 ここは、アリオ橋本。セブン&アイ・ホールディングスグループのセブン&アイ・クリエイトリンクが運営する複合商業施設。 平成22年、工場の跡地に作られたのですな。イトーヨーカドー・アリオ橋本店と、136の専門店で構成されているそうで、その大きさに驚きました。
一階の広場では、お約束のイベントが…。子供が多いなと思っていたら、やっぱり仮面ライダーショーですか。
3.大山道の道標だった橋本の棒杭
アリオ橋本を出て、市立旭中学と橋本小学校を右手に歩き、橋本五差路で右折、国道16号線から住宅地に入っていくと、民家に挟まれた小道に石碑のようなものかありました。
よく見ると、正面に「右大山みち」、右側に「北八王子道」、左側に「南あつぎ道」と彫られています。
4.大山街道をゆく
そのすぐ近くには、大山街道があります。 さらに線路を超えて歩いていくと、大通りの横に何やらモニュメントが…。 よく見ると、俵万智の歌碑ですか。ウォーキングをしていると、松尾芭蕉などの句碑を見かけることが少なくありませぬ。現代の歌碑は、さすがにハイカラですな。
そういえば、俵万智はこの近くの高校の先生をしていたのを思い出しました。…というのも、以下の作品を覚えていたからです。
『万智ちゃんを先生と呼ぶ子らがいて神奈川県立橋本高校』
この歌があるのは、社会現象にもなったベストセラー「サラダ記念日」。学校の先生がいきなり有名人になったのだから、当時の高校生は驚いたかもしれませぬ。橋本高校を探したのですが、ちょっと駅から離れているみたいでした。でも、若い頃の俵万智はきっとこの辺を歩き回っていたのでしょうね。
5.橋本の歴史を伝える橋本神明大神宮と香福寺
引き続き大山街道を行くと、左手に橋本の鎮守・神明大神宮がありました。 さらに街道を進むと、右手に香福寺が現れました。 (以下、「おもしろ歴史ウォーキング 首都圏編」に続く)
このあと、香福寺にお参りし、落ち着いた庭と高野槙の巨木を満喫しました。
ウォーキングの後半では、長屋門や両国橋という魅力的なネーミングの橋など、街道歩きの楽しさを味わえるスポットも満載です。
首都圏の歴史ウォーキングの醍醐味が味わえる続きは、是非、こちらをご覧いただければ幸いです。
「おもしろ歴史ウォーキング 首都圏編」 (参考) 目次より 第1章 戦国時代の雰囲気を今に伝える名城・西方城を攻める 栃木県栃木市
第2章 海浜幕張のバラエティ豊かな公園とさくら広場で圧巻のお花見 千葉市美浜区
第3章 富士の絶景と石垣、復元された城門が見事な甲府城 山梨県甲府市
第4章 武田信玄の本拠地・躑躅ヶ崎館と武田一族ゆかりの歴史スポットを巡る 山梨県甲府市
第5章 大山詣でで栄えた大山街道・橋本宿の歴史文化に触れる旅 神奈川県相模原市
第6章 神社仏閣、考古学ファン必見のスポットが点在する緑の散歩道 埼玉県東松山市
第7章 歴史好きならイメージを膨らませたくなる巨大古墳と個性的な城跡めぐり 埼玉県東松山市
第8章 様変わりした大宮駅前とノスタルジックな魅力満載の鉄道博物館を歩く 埼玉県さいたま市
1.様変わりした大宮駅西口
第9章 弥生時代のムラ、戦国の城跡、歴史博物館の3点セットと里山の自然が満喫できる歴史ファン必見のウォーキングコース 横浜市都筑区
1.古いけれど新しい町・港北ニュータウン お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年02月06日 12時44分15秒
コメント(0) | コメントを書く
[国内旅行365] カテゴリの最新記事
|