井原線ふるさとじゃ～ナル

■徒然亭閑話09 Vol.010■
　(日々事々)

　自分の力は知れたもの

　一人の力で動かすことができるのはわずかなこと

　去年できたことが今年もできるとは限らない。

　ところが

　１０年も一人でこつこつと

　あがき　もがき　動き続けると

　去年やったことの数倍の速さでものごとが動き出す瞬間がある。

　これが“雪だるま理論”の実践である。

　まちおこしには馬鹿が必要なのです。

　１０年も馬鹿の石ころをやって、コロコロと回り続けていると、なにがしかのパワーという雪が周りにくっついて来るのです。

　はじめはただの石ころが少しづつ雪玉になり、小さな雪だるまに変身してゆくのです。

　ところが大きくなるにつれくっついてくる雪が多くなって急速に雪だるまは巨大化するのです。

　これを芯の小石から見ていると周りが急速に動き出し成果の果実を付け始めるように見えるのです。

　これが厄介なのです。

　雪だるまの大きさ相応に石ころもパワーを身につけなければならないからです。

　周りにくっついた雪のパワーに匹敵する内なるパワーを身につけなければならないのです。

　これができれば“まちおこし雪だるま”は内なるパワーでコントロールしながら成長してゆけるのです。

　(徒然亭閑々子 09.1.20)

ＪＯＩＮ『♪井原線と備中♪晴れの窓』
井原線沿線物産館『井原線まちおこし横丁』