エリザベート「ガラコンサート」◇2006/02/13 梅田芸術劇場◇◆ミュージカル「エリザベート」上演10周年記念「ガラコンサート」◆ ◇スペシャル版◇ ◆CAST◆ 1部 2部 トート 麻路さき 姿月あさと エリザベート 大鳥れい 白城あやか フランツ 稔幸 ルドルフ 絵麻緒ゆう ルキーニ 樹里咲穂 ゾフィー 美々杏里 ルドルフ(少年) 月影瞳 エルマー 成瀬こうき マックス 大峯麻友 リヒテンシュタイン 秋園美緒 行ってきました~♪ 「ガラコンサート」なんだけど、衣装もメイクもするということで、最初どんななのかなぁと思ってました。 舞台上にオケピットが設置されているあたりは「コンサート」なんだなと思われましたが、音楽が始まったとたん一瞬であの「エリザベート」特有の世界に引き込まれてしまい、オケが舞台にいるのを忘れてしまいました。 舞台装置は壁に若干装飾があるくらいで装置らしい装置もなく、中央と両脇に設置された白い階段が唯一のものでしたね。 証明が演出をしている感じで、衣装を着けたみなさんがマイクを手に持って唄われるのでコンサートだと思い出すくらいです。 歌で芝居が進む「エリザベート」 芝居のシーンとダンスシーン、セットをなくして歌のみで、その歌を最初から唄いつづっていくという形の舞台でした。 マイクを片手に持ちながらっていうのに最初はインカム使えばいいのに、と思いましたが、それはこれ「ガラコン」ですからね。 それもだんだん気にならなくなるんですよ。 プロローグでルキーニの尋問が始まり「そう!エリザベート!!」 の叫びのあと「我ら息絶えし者ども」でみなさんが出てくると一気にテンションUPしました~!! すごい!!ぞくぞくする~(><)そして懐かしい面々ですよ。 私は星組のエリザを一番たくさん見たので(残念ながらビデオでですが・・・・花組と月組は生で見ました)今回の出演者は星組の方が多いのでそれだけで涙出そうに感激しました(T_T) みなさん変わってないんですよ。本当に当時のまま。記憶に残るお姿そのまんまで、うれしかったです。 それにしてもみなさま本当に歌がお上手です。 久しぶりに舞台復帰した方も多々いらっしゃるんですが、さすが昔とったキネヅカ。素晴らしいハーモニーでしたね。 芝居らしい芝居もそんなにない中でそれでも歌で見事演技しておられました。場面が、セットが浮かぶんですよ!!これがほんとに(笑) あっぱれでした(^^) ◆トート 麻路さきさん(愛称マリコさん) 彼女のトートが私の中では一番です。たとえ歌は他の方に負けてるとしても、彼女のその存在感と演技力はまさに人外の者で、魅惑的存在でした。 今回歌も全然心配するようなところもなく聞けました。伸びもあって「不幸の始まり」とかすごくよかった~♪(←客席から登場してびっくりでした!!) 冷酷なトートがシシィに出会って「愛と死の輪舞」で衝撃を受けたように表情を変えるシーンがとてもキレイでした。上からのピンスポットでトートだけが出ているんですが、表情だけでその心がよくわかるんですよ!!このマリコさんの表現が大好きです。 そして現役と変わらぬ私の惚れたその指先の美しさ(うっとり) あのね、手の動きがとても色っぽいんですよ~(><)ばっと大きく手を広げるだけで空間を支配してしまうんです。その動きの繊細さは健在でしたね。 「最後のダンス」ではトート隊は従えずマリコさんひとりです。 少しダンスらしい動きもするのですが、基本は歌だけです。それでもその視線の動き、姿勢の美しさだけで魅せてくれましたよ。かっこよかった~~(><)もうメロメロでした~♪ 欲をいえば最後までマリコさんのトートが見たかったです・・・ぐすん。 ◆トート 姿月あさとさん(ズンコちゃん) ズンちゃんもビデオでしか見たことなかったんですが、今回初めて生で見た中で、私的にトートを演じるというよりトートの歌を唄っている人って感じでした。 あのね、ズンコちゃんだけ良くも悪くもコンサートなんですよ。 歌はとてもお上手なんですが、トートをやる上でだいぶん声が高くなりすぎてた気もしましたし、歌で演技してるほかの出演者と違って上手く唄いすぎてました。 悪くないんですよ。あの淡々としたトート像もありだと思います。私には「歌の上手いトート」としかうつりませんでしたが。 でもエリザベート(あやかちゃん)との「私が踊る時」とルドルフ(ブンちゃん)との「闇が広がる」。最後の「全ての証言の終わり」のフランツ(ノルさん)とのデュエットは最高でした~♪ カーテンコールでしきりにマリコさんに遠慮されてるお姿がとてもかわいかったです(^^) ◆フランツ 稔幸さん(ノルさん) まんまるでした~(><)かわいい!!あの丸顔がノルさんですよ~。懐かしかったです。現役時代最後に彼女を見るために通いに通ってましたから。 お変わりないフランツの気品と素晴らしい演技力。歌に力があって後半の深みのある歌は胸にしみました。あやかちゃんとの「夜のボート」は絶品でした。 もちろん「嵐も怖くない」「エリザベート~愛のテーマ~」もよかった。寂しさ満載のフランツでしたね~。 ◆エリザベート 白城あやかさん(あやかさん) 約10年ぶりの舞台とは思えない現役のままの美しさですよ!!(←つくづく秀ちゃんにはもったいない奥さんだよなぁ・・・) すばらしく品のある皇妃でした。凛としたお姿がとてもはかなげで寂しそうで「魂の自由」は鬼気迫るものがありました。このあたりはさすがですね。すごい上手い。 ただ、どうしても久しぶりの舞台なんで歌に関しては現役時代の声量とはいきませんでしたね。時々高音がかすれてたりしたのはご愛嬌でしょう(笑) 「私が踊る時」のツンとすましたエリザベートがとてもツボでした。好きだ~。彼女は私が今まで見た娘役さんの歴代ナンバー1なんで、またこうして拝見することが出来てしあわせです。もっと出てきてくれないかなぁ・・・。もったいない(><) ◆エリザベート 大鳥れいちゃん(みどりちゃん) さすが現役!!まだ記憶に新しいみどりちゃんのエリザベートはさすがの貫禄でした。演技も歌も完璧でした。上手い。そして美しい。 本当にキレイな女優さんになられたなと思います。 「私だけに」は鳥肌もんでした。自分の歌にしているのがよくわかりました。鏡の間の白いドレス姿は思わず見とれてしまいましたね♪ ◆ルドルフ 絵麻緒ゆう(ブンちゃん) 「あ~!!そう!そうなの!これがルドルフなのよ~!!」と思わされてしまったブンちゃんのルドルフ。 かわいそうなんですよ。苦悩しまくってて、でも母が大好きで・・・・・。 「闇が広がる」から始まる苦悩の連続「独立運動」とか大好きです。音楽とかテンポとか大好きでわくわくしながら見てました。 最後に「僕はママの鏡だから」で孤独になるシーン。今回はトートのお迎えはありませんでした。とぼとぼと白い階段を登りきって客席に背を向けたまま最後にピストル音で死に、せり下がるという演出でした。本当に孤独に死んでいった感じがしたのでこれはこれでありかなと。 ◆ルキーニ 樹里咲穂さん(ジュリちゃん) ルキーニなんてやってたっけ?と思ったのは間違いでなく(笑)この公演のために初挑戦したルキーニでした(^^) ま、まだまだワルになりきれないかっこいいルキーニでした(笑) 2部冒頭では客席から登場して「キッチュ」を熱唱してくれました。 今日は月組から大空祐飛さんとかがいらしてて嬉しそうに「美女の写真」とってらっしゃいました(^^) 彼女のフランツも見たかったなぁ。 ◆ルドルフ(少年) 月影瞳(グンちゃん) これだけの出演なんてもったいない・・・・・。 上手すぎる「ママ、どこにいるの?」でしたね。すごい贅沢なキャスティングですよ(><)元TOP娘役さんがこの役なんて。 さすがの歌声を聞かせていただきました。 ◆エルマー 成瀬こうき(おっちょん) 初のエリザベート参加だそうで、在団中は縁がなかったそうです。 久しぶりに拝見したおっちょんはキレイな娘さんになってました(笑) ただ舞台上ではかっこいい革命家になってましたけど。 出番が少なかった~(><) ◆ゾフィー 美々杏里(ミミさん) 相変わらずの美声でこわ~い怖いゾフィーさまを見せていただきました(^^)ただ今回は月公演に比べてそんなに目立った印象がなかったです。エトワールがなかったからかな?ま、周りがすごいキャストさんばっかりでしたからね。それでも手堅い存在感でしたね。 ◆リヒテンシュタイン 秋園美緒(ソンちゃん) ソンちゃんは名脇役だと思います。なくてはならないですよ、こういう何でも出来る役者さん。 初めて見るリヒテンシュタインのお姿でしたが、さすがの演技でしたね。 歌も相変わらずお上手で。これからもどんどんいろんな役をやっていただきたいです。 その他の出演者のみなさまも素晴らしいコーラスを披露していただき、「ミルク」や結婚式のシーンなどとても迫力あってぞくぞくしましたね。 本当に本当に久しぶりにぞくぞくする舞台を見せてもらいました。 あぁ、私は「エリザベート」という音楽、舞台がとても好きなんだなと再確認させられました。 宝塚バージョンでは最高のキャスティングを見れたと思います。 小池先生にありがとうといいたいです。こんな素晴らしい作品を日本で上演してもらえて、素晴らしいキャストで今まで上演してもらえて・・・・・。 また機会があれば是非この「ガラコンサート」やっていただきたいです。 あ、ちなみに4月にDVDが発売されますので、見逃したかたは是非こちらでご覧くださいね~♪ しばらく私の頭は「エリザベート」一色になりそうです(^^)しあわせだ~♪ ジャンル別一覧
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