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カテゴリ:Linux
ユーザアカウントの作成/追加を紹介しようと思ったのだけど、その前に「ユーザアカウント」という言葉自体を知らないケースがあることに気づいて、どないしましょと思った今日この頃です。
「アカウント」 聞き慣れない言葉でイメージしにくい人がいるかもしれませんが、聞き慣れた言葉で近い意味の言葉は「ID」じゃないですかね。 コンピュータを利用するためには基本的に「アカウント(ID)」と「パスワード」が必要です。(そういうのが設定されてないものもありますけど。) PCの「アカウントとパスワード」、 フリーメールの「アカウントとパスワード」、 オンラインゲームの会員に配布される「アカウントとパスワード」等々、コンピュータ関係では主に「ID」という言葉の代わりに「アカウント」という言葉が使われます。 つまり「ID」のことだと思えばええです。(乱暴な言い方ですが) 前置きが長くなりましたが、今回は「Linuxでユーザアカウントの作成/追加」の話です。 Linuxのインストール時に「root」アカウントのパスワードの設定と、一般ユーザ用のアカウントとパスワードを一組作ったと思います。 で、インストール後も一般ユーザのアカウントは追加が可能です。 「何のために?」と聞かれそうですが、一つのPCを複数の人で使うためです。 ・・・・・・・・・ 「PCは一人一台のご時世ですよ」とかのツッコミが聞こえてくる・・・ そりゃ個人のデスクトップPCではそういうのはもうないかもしれないけど、サーバとか研究室とかまだまだあるんすよ。 練習っすよ練習。 そういいつつGUIでやりますけどね。 アカウントの作成 KDEでやるので、Gnomeな人は似たツールを探してやってください。 まず、ユーザマネージャ「KUser」を起動します。 ルートパスワードを聞かれるので入力を。 「rootと、自分が作ったユーザアカウント(例ではgozilla2)以外は知らねーぞ。なんでこんなにあるんだ?」と思うかもしれませんが、他はシステムが使っているアカウントです。あんまり気にしなくていいです。 左上の「ADD」アイコンをクリックすれば、追加するアカウントの名前を聞かれます。 ツッコミはいりません。 「ログインシェル」と「パスワード」は指定しましょう。 「ユーザID」と「ホームディレクトリ」の設定変更は任意です。 「ユーザID」は「UID」のこと。他のアカウントのUIDと被らなければいいです。 本当はUIDは予約されている範囲とかあるんですが、デフォルトでは500からになっていてちょっとおかしい気がしますが。 「ホームディレクトリ」はWindowsで言う「マイドキュメント」にあたります。 このディレクトリの位置を任意に指定することができます。 ただし、「/home以下」のところにしてください。 デフォルトでは「/home/ユーザアカウント名」となります。 パスワード以外については以下のようにしました。 パスワードの設定。 JOJOアカウントの出来上がり。 ついでにもう一個作ってみた。 2つのアカウントを作成、追加しました。 ホームディレクトリのトップを覗いてみると、今作ったアカウントのためのホームディレクトリが各々できています。 当然ですが、自分のアカウント以外のホームディレクトリは覗くことはできません。鍵がかかっているのはそういう意味です。 所有者のところを見るとそれぞれの所属になっております。 と、こんな感じで終了になります。 CUIでやりたい人は以下のサイトを参考にしてみてください。 「アカウントの管理」 http://linux.kororo.jp/cont/intro/account.php 「Manpage of USERADD」 http://www.linux.or.jp/JM/html/shadow/man8/useradd.8.html ※ 使っても良いUIDの範囲 (1000-29999) について http://lists.debian.or.jp/debian-users/200002/msg00620.html 関連 ・Debianのホーム(マイドキュメント)にアクセス ・GUIとCUIのメリット・デメリット WindowsXPのアカウント作成は以下のサイトが参考になると思います。 「家族で1台のパソコンを共有する方法」 http://pc-technique.jp/user/user_01.html お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.03.17 03:53:45
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