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テーマ:短編小説を書こう!(490)
カテゴリ:番外編
桃ニセアリス「ふーーーーーーーー。すっきりした。
ああ、たまっていたストレスが発散できた。 さて……、帰るとするか」 ミルキー 「うう……、グスッ! ちょっと待ったあーーーーーーーーーーーー!!!!!」 桃ニセアリス「何じゃ?」 ミルキー 「ここから出してください」 桃ニセアリス「おぬしを出せば何か良い事があるか?」 ミルキー 「はい」 桃ニセアリス「申してみよ。どんな良い事がある?」 ミルキー 「ミルキータンの”踊り”が見れます」 桃ニセアリス「何じゃ、それは?」 ミルキー 「見る価値のある”踊り”です」 桃ニセアリス「おぬしにそんな見る価値のある踊りが出来るとは思えんが……。 まあ良い。先に踊ってみよ。見ごたえがある物ならば、そこから出してやろう」 ミルキー 「♪♪♪~~~~~ちゃ、ちゃ、ちゃ」 ミルキーは最初、フラメンコでも踊るように踊り始めましたが……、 ミルキー 「♪♪♪~~~~~ちゃ、ちゃ、ちゃ、マツタケサンバ~~~~~!!!!♪ ♪♪♪~エスペランサ~~~~~~~~~~~~!!!!!!」 桃ニセアリス「…………」 桃ニセアリスはヒョイとそのお人形が入っているカゴを持ち上げました。 そして、側にあった農業用水のため池の中にカゴを沈め始めました。 ズブズブズブ……! ミルキー 「きゃあ~~~~~!!!!!何するの?助けてええええええええーーー!」 桃ニセアリス「あまりに面白くない踊りだったので……」 ミルキー 「ぎゃあ~~~~~~~~!!!ぎゃあ~~~~~~~~~~~!!」 桃ニセアリス「う~~~~~む。こりゃ”笑い袋”ならぬ”叫び”袋じゃな?」 ミルキー 「ぎゃあ~~~~~~~~!!!ぎゃあ~~~~~~~~~~~!! 助けてーーーーーーー!!」 桃ニセアリス「こりゃ、からかうのにはちょうどいいかも知れぬ。いい退屈しのぎになる。」 桃ニセアリスは一旦カゴを引き上げました。 ミルキー 「ぜーーーーーー!!ぜーーーーーーー!!」 ミルキーはジロリと桃ニセアリスを睨みました。目付きがすっかり変わっていました。 桃ニセアリス「何じゃ?その目は?反抗的な目付きじゃな?」 ミルキーは下から突き上げるように桃ニセアリスを睨んでいます。 桃ニセアリス「あれ?そのような反抗的な目をしてていいんですかねえーーー? これはちょっと”修正”せねば……」 桃ニセアリスはまたカゴをため池に沈め始めました。 ズブズブズブ……! ミルキー 「ぎゃあ~~~~~~~~!!!ぎゃあ~~~~~~~~~~~!! 助けて~~~~~~!!」 ------------------------------------------------------------------------ 小説目次 →第1話~第14話 →第15話・第16話 →第17話~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.07.09 04:29:07
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