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カテゴリ:【機動捜査隊 ALICE】
なんと!そのホテル支配人の男が服を着替えました。
ホテル支配人の服装を脱ぎ捨てました。 すると、あの悪名高き……、でもなく、”悪名少し”の”ワルアティー教授”の姿になりました。 使い古しのマントに使い古された黒のタキシード。 そしてやたら太い黒のステッキ、傷だらけです。 丸いレンズが片側だけあるくさり付きの古いタイプのメガネ。 そしてまるで犯罪者のような、いえ、”まるで”ではなく”本物の犯罪者”風のキツネ目の目付きがそこにありました。 ワルアティー教授「……………………。」 さらにボーイ細目とボーイ太目も着替えました。 まるでドロボウのようなイメージの服装。簡単な服装です。上下そろったタイツのような服装。 それはワルアティー教授の部下、”サギシー”と”ウソツキー”でした。 サギシー「ひさびさの登場で緊張しますねえ、オヤビン!」 ウソツキー「まったくです。オヤビン!」 ワルアティー教授「おい!その”オヤビン”って言い方はやめろ! いつも言ってるだろうが? 知能犯としてこの犯罪界に君臨するワシにふさわしくない! ”プロフェッサー”と呼べ!”プロフェッサー”と!」 ウソツキー「ぷぷぷぷ!」 ワルアティー教授「そこ!何を笑っとるか?」 この3名のドタバタ漫才はまだまだ健在のようです。 ワルアティー教授「今夜は豪華ホテルに泊まるぞおおー!!」 サギシー「でもオヤビン、せっかく手に入れたお金なんですから。”貯金”をされては?」 ワルアティー教授「はあ?」 ワルアティー教授が目を細めました。 ワルアティー教授「”貯金”だと?」 サギシー「ええ、貯金は大切ですから」 ウソツキー「ええ、お金は大切です。なくなればそれで終わりです。」 ワルアティー教授「オマイラ……、 犯罪者が盗んだ金を貯金するってのか?」 サギシー「ええ、今後のためにそうしたらいかかがですか?」 ウソツキー「オヤビンのようなだらしない人間ならそうした方が……、」 ワルアティー教授「ならーーーーーん!! ”盗んだ金”だぞ! 使わないでどうする? だいたいなんの為に苦労して盗んだんだ? ”使う為”だろ? そら!この札束を耳に当ててみろ! ”使ってくれ!使ってくれ!”と言っておるだろうが?え?」 試しにサギシーが札束を耳に当てましたが、 サギシー「……………………。 さーーーあ?私には何にも聞こえませんが?」 ウソツキー「オヤビンの幻聴では?」 ワルアティー教授「うるさーーーーーーーい! いいから!今夜の宿をさっさと予約しろ! 今夜は超豪華ホテルにする! 今日からは毎日超豪華ホテル住まいだあああああああああああ!!」 サギシー「はあ……………。」 サギシーがため息をつきました。 まあワルアティー教授にそう言われましたので、しかたなくサギシーが方々に電話をかけ、あるホテルの予約を入れる事に成功しました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.07.11 21:46:45
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