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テーマ:最近観た映画。(38902)
カテゴリ:TVオンエアで観た映画
2001年9月11日に起きた、アメリカ同時多発テロをテーマに、
“なぜテロは起きたのか”“なぜ政府は防げなかったのか”を8年半前から遡って検証した、 TV映画として製作されたドキュメンタリータッチのドラマです。 原題は、“The Path to 9/11”、2006年の作品です。 (WOWOWでの放送時のタイトルは、“9.11への道”です。) ≪ストーリー≫ 1993年2月26日、ニューヨークの世界貿易センタービル。 突然、地下駐車場に止められていたバンが爆発し6名の犠牲者が出た。 FBIのテロ対策の専門家ジョン・オニールを中心とした捜査チームは、 逃亡した主犯格の容疑者ラムジ・ヨーセフをパキスタンで逮捕する。 そして、イスラム原理主義者の過激派グループ、アルカイダと繋がり、 オサマ・ビンラディンが黒幕であるとオニールはにらんでいた。 ABC-TVの取材を受けたビンラディンは対米テロ戦争を宣言し、 1998年、FBIはビンラディンを逮捕、拘束して、裁判にかけようとするが、 その頃、不倫スキャンダルの対応に追われていたクリントン政権は、 なかなかビンラディン逮捕許可を下ろそうとしなかった・・・。 ≪スタッフ≫ 監督はデヴィッド・L・カニンガム、製作はサイラス・ナウレステ、ハンス・プロップ、 マーク・ワインメイカー、製作総指揮はマーク・E・プラット、脚本はサイラス・ナウレステ、 撮影はジョエル・ランサム、音楽はジョン・キャメロン。 ≪キャスト≫ オニールにハーヴェイ・カイテル、CIA捜査官カークにダニー・ウォールバーグ、 他にウィリアム・サドラー、パトリシア・ヒートン、エイミー・マディガン、 ケヴィン・ダン、シャーリー・ダグラス、ペニー・ジョンソンなど。 オリジナルは4時間34分の長編で、WOWOWで2007年に放送され、 今回、TV朝日でオンエアされたのですが、約1時間半の短縮版でした。 NY同時多発テロを扱った作品では、「ワールド・トレード・センター」や 「ユナイテッド93」が映画化され、他にTVで映画やドキュメンタリーなど、 いくつかの作品が制作されているようです。 今作は、テロが起きた2001年の8年半前、1993年から始まり、 FBIのテロ対策チーム、CAI、それぞれの捜査や政府内の動き、 テロリストやジャーナリズムなど、いろいろな視点で描かれています。 ただし、脚色されている部分も多く、アメリカで物議を醸したそうです。 関連記事が、PatioTalk(ブログ)さんに書いてありますので、 よろしければ参照してみてください。 描かれていることすべてが事実じゃないとしても、見ごたえのある作品で、 同時多発テロが起きる以前の捜査を扱った内容の映画やTV番組を 観たことがなく、違った観点からあらためて考えさせられました。 カニンガム監督は、主にTV映画の監督、製作、脚本を手掛けています。 劇場映画では、ロバート・カーライル、キーファー・サザーランド共演で、 ビルマで日本軍の捕虜になったスコットランド軍人たちの姿を描いた、 “クワイ河収容所”を映画化した、「エンド・オブ・オール・ウォーズ」 (2001年/日本未公開/DVD発売)で監督・製作を務めています。 最近では、2007年12月に日本でも公開された冒険ファンタジーの 「光の六つのしるし」でメガホンを執っています。 テロに対する抗議でもあり、政府機関に対する警鐘でもあり、 いろんな意味を込めて制作された作品ではないのかと・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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https://youtu.be/R5i9k7s9X_A
https://youtu.be/ss2FuoFHkIc https://youtu.be/sSFvbAboySs https://youtu.be/AhyifvjSHbU ↑これと同じか、これより残虐な蛮行をどこにでも躊躇なく行うイスラエルこそ真のテロ国家。 イスラエルの公務員は全員テロリスト。 (Sep 12, 2019 11:16:17 PM) |